クマさんとシェアするニラ

クマニラ

クマニラ

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 山岳地域での暮らしは、自然に癒されるというよりも、厳しさのなかで喜びを見いだすものである。そこに暮らす人々は環境を最大限に活かそうと、創意工夫を凝らす。クマニラなどの野生の植物を材料にして、料理もつくってしまう。

*警告!クマニラは一部地域では絶滅危惧種で、採取が違法になる可能性もある。購入または採取する前に、地元の担当機関に確認する必要あり。

 

 カフカス地域など、ロシアの山岳地域に春が訪れると、斜面はクマニラで青々としてくる。クマニラ(熊ニラ)にはたくさんの名前がある。野生ネギ、森ニンニク、野生ニンニク、ラムソンなど。クマはロシアの在来動物。クマニラが一番ぴったりだ。

 

ビタミンの宝庫

 新鮮な有機食材が好きなら、クマニラのレシピはおすすめだ。ビタミンの宝庫で、ニンニクやニラと同様、食欲を高め、ビタミン欠乏症や壊血病と闘う。昔の人はペストやコレラを予防するためにクマニラも食べていたようだ。今日、高血圧、心血管疾患、甲状腺疾患、不眠症の治癒で推奨されている。また、クマニラには柑橘類よりもビタミンCが多く含まれる。

 クマニラのシーズンは芽が育つ2月下旬~6月上旬。カフカス地方の人は遠い昔からクマニラに慣れ親しんでいる。先祖たちはこれを食べたり、治療に使ったりしていた。主に芽を煮たり、缶詰にしたりする。極東の人は、ほのかにニンニクの香りのする葉の方を好む。

 クマニラの香りは、野菜サラダなどのなじみの料理に新しい風味を加える。芽にオイルやナッツを加えたり、サワークリームと混ぜてバターを塗ったパンにのせてオープンサンドにすることもできる。

 クマニラを使うレシピは簡単なものが多いが、ここでは特に簡単なものを紹介する。ロシア・ウォッカの肴には最高だ。

 

*消化器疾患のある人や妊娠している人は、クマニラを食べない方がいいので、要注意。

 

材料

・   クマニラ 1キロ

・    トマトペースト 大さじ3

・    ヒマワリ油 大さじ1

・    塩 適宜

つくりかた

  1. 鍋で湯を沸騰させてクマニラを入れ、2~3分ゆでる。ザルにあけて湯を切る。
  2. 深いボウルにクマニラを入れて、トマトペースト、ヒマワリ油、塩を加えて混ぜる。

焼きたてのパンがあると完璧!

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