1. クマのコトレタ
クマの肉は若干パサパサしていて固いため、コトレタはおいしく食べることのできる数少ないレシピの一つである。このコトレタは主に、シベリアなどの牛肉や豚肉があまり普及していない寒い地域でつくられていた。医師によれば、クマの肉には現代医学でわかっているほぼすべてのビタミンが含まれているため、シベリアなどの野菜や果物からビタミンを得ることの難しい寒い地域では、とても貴重なのだという。
(2) ハンバーグの形にして、小麦粉を周りにつけ、熱したフライパンに並べて黄金色になるまで焼く。
(3) 180度に熱しておいたオーブンに入れて、30~40分蒸し焼きにする。
2. イノシシのコトレタ
古代ローマや昔のフランスでは、イノシシ料理は王室の食卓にしかあがらない料理であった。というのも、猛烈なイノシシを狩りで捕まえるには犬が必要で、犬を飼うのにとても金がかかったため。ロシアの皇室もイノシシ狩りに積極的で、さまざまなイノシシ料理がつくられていた。中にはコトレタもあった。
(2) 卵と肉のブイヨンを加えて混ぜる。ハンバーグの形にして、パン粉を周りにつける。
(3) 熱したフライパンに並べてそれぞれの面を中火で4~5分焼く。
3. ヘラジカのコトレタ
ヘラジカの肉は羊肉に味が似ている。調理前に肉を水に数時間ひたしておくと、おいしくなる。レシピはクマ肉のコトレタと同じ。
4. カワカマスのコトレタ
カワカマスはロシアではとても一般的な魚。体に良い栄養成分がたくさん含まれていると考えられている。また、カワカマスは低アレルゲンである。これを材料にすると、とてもおいしくてジューシーなコトレタができる。
(2) 熱したフライパンに並べてそれぞれの面を5~6分焼く。
コトレタはカワカマスの卵からつくることもできる。カワカマスの卵は白ワインでしっかりと蒸し煮にする。
5. カモのコトレタ
カモ肉に、牛乳に浸したパン、みじん切りにしたタマネギ、おろし生ジャガイモを加え、塩コショウをする。まとめてひき肉器でひき、卵を加え、冷蔵庫に一晩寝かせる。
(2) パン粉をつけたコトレタを、油を多めに入れたフライパンに並べ、それぞれの面を5~6分揚げ焼きにする。
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