ロシアで郵便事業を展開する公共事業体「ロシア郵便」と日本の株式会社「いつも」が、極東のウラジオストクで開催された東方経済フォーラムで覚書に調印した。これに基づき、2019年11月にも共同プロジェクトを実施する計画だ。
「過去数年間、我々は、電子商取引の分野を積極的に発展させてきた。この経済分野は急速に成長しており、日本製品はロシアのバイヤーの間で需要が高まっている」。こう指摘するのはロシア郵便のニコライ・ポドグゾフ社長だ。
「『いつも』のパートナーとの協力の枠組みの中で、我々は顧客に透明な注文プロセス、迅速な納期、日本製品のベストプライスを提供することにより、高い品質でしかもタイムリーにこうした需要を満たしていく計画だ」
合意に基づき、ロシア郵便は日本製品の広告と宣伝、および受注と日本への発注(国際郵便でロシアから発送)に関する責任を負う。
日本側は、ロシアからの受注とロシアへの商品発送を担当する。さらに「いつも」は、オンラインストアで提供される製品につき、あらゆる情報を提供し、広告とマーケティングを行う。
「ロシアは、有望な大市場を持つ大国。ロシア郵便のような大企業と協力できることを嬉しく思う。人気があり競争力を持つ市場を創出するために、我々は協力してやるべきことがたくさんある。日本製品は、その品質で世界中で評価され、ユニークであるとの評判を得ているが、間もなくロシアの顧客にもよりアクセスしやすくなるだろう」。「いつも」の坂本守・代表取締役社長の言葉をニュースサイト「cnews」が伝えている。
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