ロシアの配車アプリ「ヤンデックス・タクシー」とアメリカの配車アプリ「ウーバー」の運営会社は、ロシア、アゼルバイジャン、アルメニア、ベラルーシ、ジョージア、カザフスタンで事業統合を行うことで合意した。ヤンデックスの7月13日づけの報告でこれが明らかになった。
両社はこれまで、独自のアプリを運営していたが、今後は統合されたプラットフォームを運転手が共有していく。また、この提携のもと、これらの国で料理配達アプリ「ウーバーイーツ」も展開される。新しい合弁会社の名称はまだ不明。
ウーバーは2億2500万ドル(約254億4500万円)を投じて新社の出資比率を36.6%とし、ヤンデックスは1億ドル(約113億円)で59.3%とした。資金調達後の新社の価値は37億2500万ドル(約4209億2500万円)。取り引きが成立するのは今年の第4四半期の予定。ヤンデックス・タクシー・ロシアのチグラン・フダヴェルジャン社長は、新社のCEO(最高経営責任者)になる。「個人の自動車、バス、地下鉄に代わる相乗りサービスも一緒に続ける」とのフダヴェルジャン社長の話が、「レンタ・ル」紙に掲載されている。
「この取り引きはこの地域でのウーバーの異例の成長を証明しており、今後の持続可能な国際事業の構築に役立つ」と、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域責任者のピエール・ディミトリ・ゴア・コティ氏は話す。
タクシーを呼ぶなら、上位5位のロシアの配車アプリはこれ。
第1位と第2位。ヤンデックス・タクシーiOS/Android、ウーバーiOS/Android
両社は近々、データベースを共有するが、現時点では差がある。ヤンデックス・タクシーはすでに、ロシアの840市町村で運営されているが、ウーバーはわずか16市。基本機能はほぼ同じ。
視覚障がい者のための音声サポートを行っている。また、無料乗車もある(特別なコードを入手し、誰かがこれを使うと、自分のアカウントが上位にくる)。ゲットはロシアの57市町村で運営されている。
このアプリは最大25%の割り引きを行っている。アプリは92市町村で運営されており、地元の多くのタクシー・サービスの運転手が登録されている。
ロシアの138市町村でタクシー・サービスを運営している。使う日の5日前からタクシーを予約でき、チャイルドシートを頼むことができる。現金払いとカード払いが可能。
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