露製「ダットサン」が2014モーターショーでお目見えか

カルロス・ゴーン氏、日産自動車の社長兼最高経営責任者(CEO) =ロイター通信撮影

カルロス・ゴーン氏、日産自動車の社長兼最高経営責任者(CEO) =ロイター通信撮影

トリヤッチ市で組み立てられる日本の低価格車ダットサンが、「モスクワ国際モーターショー2014(MIAS 2014)」で披露される見通しだ。

 とはいえ、日産自動車はこの件についてまだ正式に発表しておらず、インターネットの自動車関連情報サイトが、会場となる「クロッカス・エキスポ」の幹部 の一人のコメントを載せているにすぎない。これによると、日産はすでにMIAS 2014への参加申請を行い、広い場所の確保を希望しているという。

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 ネット界がこのような情報を早々に掲載する背景には、それなりの事情がある。というのも、MIAS 2014の会場使用料が値上がりするために、一部自動車メーカーが参加を躊躇(ちゅうちょ)しているという非公式な情報がネットで流れているのだ。

 現段階でこれらの情報は肯定も否定もできないが、一つ確かなことがある。それはロシアの自動車メーカー「アフトワズ」の工場でダットサンを生産するとい うプロジェクトが、全速力で進められていることだ。ロシアではMIAS 2014以上の新車発表に最適な場所はないし、日産にはお披露目しなければならないものもできる。

 

低価格の世界戦略車 

 日産は、ロシア、インド、インドネシア、南アメリカなど、自動車販売を目指す国で低価格車ダットサンを生産すると幾度も話してきた。自動車価格を下げるために最大限の現地調達化を目指しているため、前述の新興国にとって、このプロジェクトは自動車部品生産を効果的に発展させることができる貴重なチャンス となる。

 これらの国で共通するのはダットサンという車名のみで、あとは現地の消費者の好みや気候条件によってまったく違う自動車ができあがるかもしれない。ロシアのダットサンは、ラーダ・グランタ、ラーダ・カリーナ用の2190プラットフォームで生産される。量産開始時期は2014年の見込み。

 アフトワズ工場のV0生産ライン(ルノー・日産連合と協力してつくられた)ではすでに、小型車「アルメーラ」が組み立てられている。