欧州最大の商業面積に

=ロシア通信/マリア・アレクセエワ撮影

=ロシア通信/マリア・アレクセエワ撮影

ロシアは2年後、イギリスとフランスを追い抜いて、商業施設の総面積でヨーロッパ最大になる見込みだ。

 ロシアは2年後にヨーロッパ最大の“市場”になると、アメリカの不動産大手クッシュマン・アンド・ウェイクフィールドのアナリストが予測している。ヨーロッ パの不動産市場は勢い良く発展しており、今年開発業者は総面積700万平方メートルの商業施設を建設しようとしている。これほどの規模の建設は2009年 の780万平方メートル以来だ。これまではフランスとイギリスがショッピングのメッカとなっており、どこよりも多くの店舗やショッピング・モールがオープ ンしていた。2013年以前の商業施設の総面積は、フランスで1695万平方メートル、イギリスで1648万平方メートル、そしてロシアはわずかに少ない 1647万平方メートルだった。

 

今年中に計287万平米の商業施設を建設予定 

インフォグラフィック:

ロシアの商業不動産への投資

 ロシアの開発業者は今年、総面積287万平方メートルの商業施設を建設する予定で、ヨーロッパの建設計画のほぼ4分の1を占めている。ただしクッシュマ ン・アンド・ウェイクフィールドは、実際にオープンする施設が年初の計画よりも減るのが一般的であるとして、今年は160万平方メートル以下だと試算して いる。この悲観的予測が正しかったとしても、ロシアは新たな商業施設の建設規模でヨーロッパ最大となり、またイギリスの現時点での計画も超えている。

 イギリスの開発業者は今年32万5000平方メートル、フランスは来年までの2年間で139万平方メートルの建設を予定していると、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド欧州・中東不動産投資責任者のマイク・ロッダ氏は説明する。

 

新しい商業施設の 70%が地方で建設 

 ロシアで商業施設が増えている理由は地方の勢いにある。アメリカの不動産運営会社ジョーンズ・ラング・ラサール商業施設部のタチアーナ・クリュチンスカヤ 部長によると、モスクワでは第1四半期の大型の新規オープンはなく、今年1年間でも30万平方メートルには満たないという。

 その代わり、新しい商業施設の70%が地方で建設され、うち半数は人口100万人以下の街になるという。「数年前チェーン店は拡大に消極的だったが、現在は小さな街を含む地方を優先し ているところが多い。すでにルロワ・メルラン、ジーンズ・シンフォニー、サブウェイなどの企業が100万人以下の街への出店計画を固めている」。

 昨年はスルグト、エカテリンブルク、ニジニ・ノヴゴロド、ムィティシ、ソチで、より多くの商業施設が建設された。今年の第1四半期はそれがサンクトペテルブルク、ベルゴロド、ヴォルゴグラードだった。

 

圧倒的な中国 

 それでもロシアは中国には遠く及ばない。全世界で現在、総面積3200万平方メートルの商業施設が建設されているが、中国の割合は50%を上回ってい る。また成都、天津、瀋陽、重慶、武漢、広州、杭州は、商業施設が盛んに建設されている世界の都市上位10位以内に入っており、例えば成都では今後3年で 290万平方メートル、天津では210万平方メートルの建設が計画されている。

 

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