ロシアはルイ・ヴィトンにとって重要な5ヶ国の市場の一つとなっている。=コメルサント紙撮影
ルイ・ヴィトンは、ロシア国内の既存の店舗を拡大する一方、新たな店舗を開店しながら、ロシア市場で販売拡大を行う計画を立てている。北欧ルイ・ヴィトンのロ ベルト・エッグス社長が明らかにした。5店舗目は今夏、ソチにオープンする。エッグス社長によると、地理的特徴から、この店にはフランスのクールシュヴェ ルやサントロペのブティックのようなコンセプトが採用されるという。
ルイ・ヴィトンはロシア市場の高級小売部門に自ら進出してきた最初の企業で、2003年に1号店をモスクワ市のストレシニコフ通りに、1年後に2号店を GUM(国立百貨店)に、3年後に3号店をサンクトペテルブルクに、2009年に4号店をエカテリンブルクに開店した。
ソチはロシアで5店舗目
ルイ・ヴィトンのイヴ・カルセルCEO(当時)は6年前、ロストフ・ナ・ドヌ、サマラ、ニジニ・ノヴゴロドなどにもブティックをオープンさせる計画を立てていると発表した。だがその後、成長が見込めるモスクワ市場と、CIS諸国に集中するという計画に変更していた。
ロシア法人はカザフスタン、ウクライナ、そしてすぐにポーランドのワルシャワにブティックをオープンさせた。エッグス社長は、ストレシニコフ通りの1号店の拡張について、合意にいたったことも伝えた。
ネットショップも
ルイ・ヴィトンはロシア市場への投資やその金融指標は、明かしてはいない。それでも、エカテリンブルクの店も含め、全店舗で利益がでている現状に満足しているという。ロシアはルイ・ヴィトンにとって重要な5ヶ国の市場の一つとなっている。
同社は今年初め、ロシア語のサイトを立ちあげた。現在はネット・ショップのオープンについて検討しており、物流パートナーも探している。それでも、従来型店舗があくまでも優先されるという。
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