日本とウラル地方が製造分野で提携

国際産業革新見本市「インノプロム2012」、メドベージェフ氏の発表 =ロシア通信撮影

国際産業革新見本市「インノプロム2012」、メドベージェフ氏の発表 =ロシア通信撮影

スヴェルドロフスク州のエフゲニー・クイヴァシェフ知事が日本を訪問し、北九州市の北橋健治市長と2月18日に会談した。クイヴァシェフ知事によると、双方は協力に関心を示したという。

 北九州市小倉北区のホテルで行われたスヴェルドロフスク州のプレゼンテーション「北九州企業にとってのロシア・スヴェルドロフスク州の魅力~チタン・バレーから世界へ!~」には、約50社の日本企業が参加し、一部企業はクイヴァシェフ知事との直接対話や、提携の可能性に関する詳細な情報を希望した。

スヴェルドロフスク州とは

 モスクワの東2000キロメートル、ヨーロッパとアジアの境い目に位置し、ウラル山脈の中央部と北部、西シベリア平原の一部を占める。主な社会・経済発展指標において、国内の上位10地域に入る。「トヨタ」、「日産」、「ホンダ」、「日立」、「三井」、「ニプロ」、「コマツ」、「森精機」などの日系企業と関係を構築しているものの、貿易額はわずかな額にとどまっている。日本への輸出品目は主に金属や冶金製品、日本からの輸入品目は主に工作機械だ。

 

三島光産とマシュプロムが合弁会社設立で合意 

 「この訪問の結果、北九州市の設計・製造会社『三島光産』と、エカテリンブルク市の科学生産企業『マシュプロム』は、合弁会社設立の契約を結ぶことができた。これでウラル地方の冶金製造の効率が高まると確信している」と、スヴェルドロフスク州国際・対外経済関係総務長官のアレクサンドル・ハルロフ氏は話した。

 ハルロフ氏によると、この2社が初めて接触したのは、国際産業革新見本市「インノプロム2012」の場だったという。これは2010から毎年夏にエカテリンブルク市で行われているものだ。この際、最近ウラル地方に創設された経済特区「チタン・バレー」のプロジェクトの一環として、事前に提携について合意していた。

 「両地域が互いに協議への関心を持っていることから、今後も日本企業との接触が続き、スヴェルドロフスク州の産業拠点の近代化が進むことを願っている」とハルロフ氏。

 ウラル地方の代表団の訪日は、2月22日まで続く。クイヴァシェフ知事は、佐々木伸彦経済産業省経済産業審議官、松山政司外務副大臣、猪瀬直樹東京都知事、その他日本の大手企業の幹部らと会談する予定。

 

コメント 

エヴゲニー・クイヴァシェフ・スヴェルドロフスク州知事 

「地域経済の近代化、技術移転、スヴェルドロフスク州への投資呼び込みなどにおいて、イノベーションやハイテク分野で世界を牽引する日本などの国々と提携することが必要だと考えている。日本にはあらゆる分野における、長期的かつ戦略的提携関係を提案したい。工作機械製造、自動車製造、薬剤、中央ウラルの化学複合体発展などの分野の合弁プロジェクトの実現、科学技術分野での協力が優先的だ」。