「2017年FIFAコンフェデレーションズカップ・ロシア大会」および「2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会」を観戦する人を登録し、サポーター用パス「ファン・アイ・ディー(Fan ID)」を発給するセンターが7日、モスクワ、サンクトペテルブルグ、ソチ、カザンでオープンした。
入ることはできない。観戦チケットを持っていても、パスがなければ入場を許可されない。パスは、名前、写真、身分証明書のデータ、連絡先などの個人情報が入った、プラスチック製のマイカード。子どもにも必要で、観戦者数=パス枚数となる。観戦チケットを入手する前にパスを受け取ることはできないため、最初に観戦チケット、次にパスという順番になる。
外国人サポーターにとって、パスはビザの代わりになり、また無料で移動できる手段になる。パスがあればロシアの出入国ができるし、開催都市間、開催都市内の公共交通機関に無料で乗ることができる。試合を観戦してチケットを手放した場合でも、無料で乗車する権利は残る。
方法は3つ。滞在場所への郵便配達を手配する、発給センターで受け取る、またはスタジアムで直接受け取る。
観戦チケットを購入したら、次にパスの申請を行わなければならない。この手続きには承認がともなうため、承認を受けた後でパスを受け取ることができる。申請手続きは、ポータルサイトか、または発給センターで直接行う(こちらの場合は2度発給センターに行くことになる)。申請手続きを行うと、SMSまたは電子メールで連絡がくる。連絡は2度来る。最初に申請が精査のために受理されたという連絡、次に承認されたかまたは承認されなかったかの連絡。申請の精査を72時間以内に行うことを、主催者は約束している。
2度目の連絡がきたら、パスを受け取りに行くことができる。所在地はこちら。受領手続き自体は数分で終わる。身分を証明できる書類を持参することを忘れずに(観戦チケットの購入に使った身分証明書と同じでなくても大丈夫)。14歳以下の子どもの場合は、出生証明書の原本が必要になる。
他の人(家族親戚、友人)のパスを受け取ることも、委任で可能。この場合は、委任する人の身分証明書のコピー、委任状、委任される人の身分証明書が必要になる。
観戦チケットの一枚一枚に対してパスを用意する必要はない。パスはW杯開催期間中、すべての試合に対して有効。観戦チケットの一枚とパスを「関連づける」だけで十分だ。
ただし、2017年コンフェデ杯と2018年W杯のパスは違うので要注意。どちらもロシアで行われるものの、異なるイベントである。パスの入手手順は同じ。
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