露W杯ビザなし法案が下院で可決

マクシム・ボゴドビッド撮影/ロシア通信
 2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会の観戦チケットを購入したサポーターに、ビザなしでロシアへ入国することを許可する法案が22日、ロシア下院(国家会議)の最終第三読会で可決された。法案は、この後ロシア上院(連邦会議)で承認され、大統領によって署名されれば、成立する。

 法案によると、W杯開催期間の1ヶ月間およびW杯前後の10日間、外国人はビザなしでロシアに滞在することができる。入国に必要なのはサポーター個人化カード「ファン・アイ・ディー(Fan ID)」で、観戦チケットの購入時にロシア連邦情報技術・通信省が発給する。当局によると、ID化によって、国境での正式な手続きを簡略化できるだけでなく、大会中の無秩序のリスクも減らすことができるという。

 ファンIDを持つサポーターは、開催都市の市内および郊外の交通機関を無料で利用することもできる。

 W杯は、ロシアの11の都市で、6月15日から7月14日まで開催される。

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