ロシアの年長現役選手TOP5

川口悠子=マクシム・ボゴドヴィード撮影/ロシア通信

川口悠子=マクシム・ボゴドヴィード撮影/ロシア通信

スポーツ界における年齢とは特殊なものである。多くの人が、20歳から30歳までの選手が最高の結果を出すと信じているが、実際はそうとは限らない。選手はひとりひとり違う。若い時に大活躍しながら、そのまま消えていく選手、30歳手前で最大限に能力を発揮し始める選手、40歳を超えても現役を続ける選手。ロシア代表にもスーパー・ベテランがいる。

川口悠子、フィギュアスケート、33

 フィギュアスケート・ロシア代表のベテランは日本人の川口悠子。アレクサンドル・スミルノフとペアを組んでいる。20日で33歳になる(スミルノフは3歳年下)。2010年のヨーロッパ選手権で金メダル、2009年と2010年の世界選手権で銅メダル、2008年、2009年、2010年のロシア選手権で金メダルを獲得している。

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舞踏会のあとで

 川口は年齢より若く見えるし、演技のエレメントの難度からしても、大部分の若手を圧倒している。川口・スミルノフ組には例えば、大技のスロー4回転サルコウがあるが、世界で他にできるペアはほとんど存在していない。リスクが高すぎるのだ。川口・スミルノフ組はこれをやってのける。先のGPシリーズ・アメリカ大会でも再びきれいに決めた。このようなエレメントの安定性を今後も維持し続ければ、2人は世界選手権で初の金メダルを獲得できるであろう。

 

セルゲイ・テチュヒン、バレーボール、39


Imago Sport/Legion Media撮影

 現在44歳のワジム・ハムツキフが最近選手を引退し、コーチになったことから、最年長選手がテチュヒンに代わった。ただ、2012年ロンドン五輪で金メダルを獲得したのを最後に、ロシア代表を退いている。スーパーリーグでの活躍は続いており、3月には所属クラブの「ベルゴロド」がリーグ優勝し、5月には2014年FIVBバレーボール男子世界クラブ選手権で世界王者になっている。

 

バリジニマ・ツィレムピロフ、アーチェリー、39


Photoshot/Vostock Photo撮影

 18歳でアーチェリー・ロシア代表に入った数少ない選手の一人。ただ、1993年にデビューしてから大会で結果を出すまでに6年かかっている。1999年ヨーロッパグランプリで初めて優勝した。オリンピックに4回出場し、ワールドカップで金メダル、ヨーロッパ選手権で4回金メダル、世界選手権で3回銀メダルを獲得している。最近では昨年5月にアルメニアで行われたヨーロッパグランプリで優勝した。2016年リオデジャネイロ五輪に出場する可能性もある。

 

ヴァレリー・レトコズボフ、アルペンスキー、42


Photoshot/Vostock Photo撮影

 パラリンピックで2回金メダルを獲得しているレトコズボフ。11年前、地元のノリリスクの鉱山で働いていた時に生産事故で重傷を負い、片目を喪失、もう一方の目はほぼ見えていない。2年間困難な治療を受けた後、子ども時代に取り組んでいたアルペンスキーを再開することを決める。

 「家の中でただ座ってるなんて耐えられなかった。あれを続けていたら、人生が終わっていたかもしれない。何らかの動きが必要だった」と本人は話している。2007年にデビュー。今年1月にワールドカップ視覚障がいカテゴリーで4個の金メダルのうちの3個を獲得。

ソチ・パラリンピックでは開会式で旗手を務め、ガイドのエヴゲニー・ゲロエフとともに男子回転視覚障がいと男子スーパー複合スーパー大回転視覚障がいで金メダル、男子大回転視覚障がいで銅メダルを獲得した。

 

セルゲイ・アリフィレンコ、射撃、55


写真提供:Canon/タス通信

 アリフィレンコはこの中で最年長の現役選手である。2000年シドニー五輪の25mラピッドファイアピストルで金メダルを獲得。昨シーズンは再びロシア代表に選ばれている。

 メダル獲得は徐々に難しくなっているものの、国内大会で金メダルを手にしたのは2012年のことで、現役で十分通用する。アリフィレンコの3人の息子のうち2人は、父と同じ道を歩んでいる。下の息子のアレクサンドルは2012年、ロシア選手権で父と一緒に表彰台にあがった。この時、父が金メダル、息子が銅メダルであった。

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