コフトゥン選手にインタビュー

写真提供:ロイター通信

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フィギュアスケート男子シングルで昨シーズンのロシア選手権を制したマクシム・コフトゥン選手(19)が、新しいプログラムや兵役などについて語った。

 コフトゥンはここ1年半で、ロシアの男子シングルでもっとも目立つ選手の1人となった。昨シーズンは世界選手権でも4位に入賞している。ソチ冬季五輪シーズンは次の2018年平昌冬季五輪への刺激となったはずだ。コフトゥンはロシア代表の新プログラム公開式に参加しなかったため、気になる新しいプログラムについて、まず本人に聞いてみた。 

 

―新プログラムについて教えてください。

 ショート・プログラムは「ボレロ」。当初はこの音楽で滑ってどう見えるのか、自分に似合うのかわかりませんでした。コーチ陣の誰もが、今必要なのはこれだと言っていましたが。結局非公開でプログラムを披露したんですが、審判員全員が感動してくれました。このプログラムでは、リズム合わせが重要となるステップの練習をたくさんしたんですが、最初は難しくて、全然うまくいかなかったので、イライラしました。ショートで34週間を見積もったのですが、期間内にできたのは一部だけ。ショートとフリーをギリギリまでつめていました。とにかく難しい演技なんです。フリーにはバンドの「ミューズ」の曲を選びました。サーペンタイン、ステップの、ピアニーノや歌の入ったスローな部分があり、感情的に踊る後半のロックの部分に移ります。滑った後で審判員が近づいてきて、鳥肌が立ったと言っていました。

 

-今シーズンは4回転ジャンプの回数はどれぐらいになるのですか。

 5回です。練習では落ち着いてつなぎで4回転を3回飛んでいます。去年の8月は最大で1回しかできませんでしたが、今は準備なしで2回飛びますし、少し欲が出て3回になりました。演技の配分も同じで、フリーの前半で4回転を3回、後半でアクセルを2回やります。これはもうオタクですよ。もっと飛ぶこともできますが、ジャンプの間で滑りを見せるのが規則なので(笑)。

 

-連邦軍のスポーツ中隊の兵役はどうでしたか(今年5月に召集され、現在も兵役中)。

 若い兵士向けの訓練はすごかったですね。本格的でしたよ。多めに見てくれることなんてありませんから。1週間、かなり厳しく訓練されました。あり得ないぐらい大変でしたが、とてもおもしろかったです。今は毎週月曜日にキャプテンに健康状態などを報告しています。数日間ぐらいならいつでも呼ばれる可能性がありますから、今年中に数回ぐらいあるでしょう。

 

-強い練習相手がほしいと思いますか。例えば同じCSKAのリンクでタチヤナ・タラソワ・コーチが教えている、アルトゥール・ガチンスキーなど。

 そういった練習相手はなかったですし、今もありません。私がリンクにあがるのは少し後で、タラソワ・コーチの他の教え子がどんなふうに滑っているのかも、いつも目にしているわけではありません。目標があって、その達成のために何をすべきかを知っていますから、練習相手が必要だとは特に思いません。いつも1人で滑っています。ソトニコワはずっと早い時間にリンクにあがるので、ほとんど会うことはないですね。

 

-ソトニコワには割と最近、「ボレロ」のプログラムがありましたが、取り組み方について相談しましたか。

 特にしてないです。すべて自分流になりますし、そうであるべきだと思います。プログラムを参考に見れば、大体わかります。

 

-あわただしかった五輪シーズンの後、どう休みましたか。

 10日間完全にフィギュアのことを忘れました。脳のスイッチをオフにして、何もしませんでした。最初のシニア・シーズンはうまくいったと思います。休暇の後で練習に戻った時、今までより早く復活できました。

 

-フィジカル・トレーニングのコーチを特別に招くと言っていましたね。

 五輪に出場した経験のある、陸上のウラジーミル・マリャヴィン元選手です。今はもう終わりましたが、活動中には自分の時間をすべて割いてくれましたし、とてもためになりました。イタリアの山では持久力訓練をしました。私に不足していたものです。今シーズンのようなプログラムには、力が必要だということが明らかでした。ひな形を何度も滑り、総合的なフィジカル・トレーニングを追加的に行いました。

 

-トレーニングに違和感はありませんでしたか。

 どんなトレーニングの種類でも、割と早く慣れることができます。少し自分流にアレンジして、普通より多めにやることもあります。大変でしたが、順調でした。

 

-簡単にできることもありますか。

 たまにあります。楽しいと感じると簡単です。

 

記事全文(露語)