ヴラディーミル・ペスニャ/ロシア通信
ソチ冬季オリンピックで、フィギュアスケート団体で金メダルを獲得したユリア・リプニツカヤとコーチが、新しいフリープログラムのための音楽を決めかね、リプニツカヤは、交流サイト「フコンタクチェ」で、曲選びと表現すべきテーマの選定で助けてくれるようにとファンにSOS。
リプニツカヤは、昨年はショートプログラムでは、「愛はまごころ」 (マーク・ミンコフ作曲)、フリーでは、 映画『シンドラーのリスト』(ジョン・ウィリアムズ作曲)のテーマ曲で滑り、振り付けはいずれもイリヤ・アベルブフだった。
「来季のショートプログラムはもう完全に決まっていて、ユリアもとても満足しているが、フリーの方は決めかねている。曲とテーマの選定をファンが助けてくれるように、交流サイトのファンの方たちにお願いしたい」。「フコンタクチェ」には、このようにファン向けに記されている。ファンからの提案には、リプニツカヤ本人が目を通すという。
ロシアでは、フィギュアスケートの選手は毎年8月後半に、ロシア・フィギュアスケート連盟の幹部に、非公開で新シーズンのプログラムを披露し、その評価を仰ぐのが恒例となっている。
追記
リプニツカヤのSOSが「フコンタクチェ」に出てからわずか数時間後、選曲とテーマの受付を終了するとの知らせが、同サイトに現れた。理由は、このニュースに対する反響が大きすぎたことだという。「こんなに反響があるとは思っていませんでした。私達はただ、交流サイトの参加者から、ユリアの新フリープログラムの選曲について意見を聞きたかっただけで、フィギュアスケートの振り付けに興味をもつすべてのユーザーに応えてもらおうとなどとは思っていませんでした。いずれにせよ、プログラムのイメージは、ユリアとコーチが一緒に練り上げていくことになるのですから」
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