兵役につくマクシム・コフトゥン選手

タス通信撮影

タス通信撮影

18歳の氷上のプリンスは、プロのアスリートのために必要な条件が整ったモスクワ州の特別スポーツ中隊で兵役を務める。

 ロシアのフィギュアスケーター、マクシム・コフトゥン選手がロシア連邦軍への召集状を受け取ったことが、月曜日に明らかとなった。同選手は、すでにこれについてファンに公表し、丸刈りにした写真をインスタグラムに投稿した。

 18歳のコフトゥン選手は、モスクワ州のスポーツ中隊で兵役を務めるが、同選手は、召集状を送られた唯一のスポーツ選手ではなく、ただ現時点で最も有名な選手である。スポーツ中隊には、全部で14の五輪種目の80名の選手が入隊する予定で、彼らは、トレーニングや競技活動の継続ためのすべての条件や可能性をそなえている四つの部隊で兵役を務める。

 

「喜んで兵役に」

 コフトゥン選手は、「スポルト・エクスプレス」紙にこう語った。「スポーツ中隊の話をとても興味深く聞き、今からわくわくしています。喜んで兵役につきます。とくに射撃は楽しみですね。これまでにも試したことはありますが、もちろん本物の自動小銃ではありませんでしたから。隊伍を組んでの行進その他の教練は何の問題もなくこなせると思います」

 スポーツ選手の軍への召集は、ロシアではとくに珍しいことではない。つい最近、ソチ五輪で入賞したスノーボード選手のニコライ・オリューニン、バイアスロン選手のアレクサンドル・ローギノフ、フィギュアスケート団体の五輪チャンピオンであるアイスダンスのドミトリー・ソロヴィヨフといった昨年召集されたスポーツ選手が予備役へ編入され、全部で35人のウィンタースポーツ選手が動員を解除された。

 

ソ連の伝統の復活

 スポーツ中隊は、ソ連時代から存在していたが、アナトリー・セルジュコフ前国防相が実施した軍の改革の際に廃止され、2012年秋にヴィタリー・ムトコスポーツ相がその復活を提案し、後にウラジーミル・プーチン大統領がその構想を支持して、2013年4月から再びその召集が行われている。

 リュージュのウラジスラフ・アントーノフ選手は、こう述べる。「丸一年も兵役につくとコンディションを元に戻すのが難しいため、スポーツをやめてしまう選手がほとんどです。つねに調子を維持する必要がありますが、スポーツ中隊はそうした可能性を与えてくれます」

 コフトゥン選手は、現在のロシアチャンピオンで、タチアナ・タラソワ・コーチの指導のもとで五つもの四回転ジャンプ(SPのトウループとサルコウならびにFSのトウループおよび二つのサルコウ)をプログラムに取り入れているが、ソチ五輪には、代表落選とみられていたエフゲニー・プルシェンコ選手が出場した。プルシェンコ選手は、団体で優勝したものの、その後の競技は怪我で棄権し、ロシアは、男子シングルには出場しなかった。コフトゥン選手は、3月にさいたま市で行われた世界選手権に出場して4位となった。


*以下の記事を参照。

ガゼータ・ル

スポルト・エクスプレス