ヴォロソジャル&トラニコフ組がSPを制す

ロイター通信撮影

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福岡でのフィギュアスケート・グランプリ・ファイナルのペアに出場しているロシアのタチヤーナ・ヴォロソジャル&マクシム・トラニコフ組は、ショート・プログラムを終えた時点でトップに立った。

 上位を占める三組は、ミスのない滑りを見せた。ヴォロソジャル&トラニコフ組は、自分たちが持つ世界記録を0,40ポイント下回る82,65ポイントを獲得し、ドイツのアリオナ・サフチェンコ&ロビン・ゾルコーヴィ組は、リスキーなスロー・トリプル・アクセルを避けたものの自己最高を3,50ポイント上回る79,46ポイントを挙げ、中国の彭程&張昊組は、75,40ポイントだった。 

 

 現世界チャンピオンである本人たちによれば、彼らはショート・プログラムでもっとよい演技ができただろうと言う。トラニコフは、記者らにこう語る。

 「まあ満足してはいますけれど、もっとよく滑れたと思います。終盤、簡単なミスを怖れて、慎重になりました。どこかセーブしてしまって、伸び伸びと滑れませんでした。もっとシックなデス・スパイラル、スピン、リフティングができるのですが、ターニャがちょっとぐらつきましたね。でも、丁寧に滑れましたよ。練習で、ドイツのペアがスロー・トリプル・アクセルを止めたのを見て、彼らはいい得点を挙げると思っていました。でも、私たちは私たちです。自己最高は83点なので最低でも82点は必要です。これまでの4大会と同じように。彼らにはまだ“伸び代”がありますが、私たちはこの水準をキープしなくてはなりません。今季、私たちは、最高のコンディションを維持しているとは言えません。(コーチの)ニーナ・ミハイロヴナ(モーゼル)は、スケート・アメリカの後、私たちを少し『沈ませて』、そこそこのコンディションにさせました。日本でのグランプリ・ファイナルでも、準備万全というわけではなく、100パーセントの状態とは言えません。100パーセントの状態でオリンピックに出場できれば、怖いものなしでしょう。私たちは最後の滑走なので、すでにドイツのペアの得点は分かっていましたが、ミスなく滑れば80点以上採れると思っていました。けれども、もちろん、ここではみんなライバルですから、緊張はしました。みんなミスなく滑るので自分たちにミスが許されないことは分かっていました。ですから、テクニカルな面に集中していたのです」

 ヴォロソジャールはこう言う。「グランプリ・ファイナルは、世界選手権6つ分と同じ価値があるので、心の揺れはありますが、私たちは、まず第一に自分に打ち克てたので満足しています。コーチは、私たちのコンディションをコントロールしており、これは彼女の仕事であって、私たちは、ただ彼女の指示通りにしています」

 

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