アレクセイ・ミシン・コーチ(左)、エフゲニー・プルシェンコとダヴィド・アフディッシュ振り付け師 =ロシア通信撮影
「もう弁護士との話は済んだ。月曜日に提訴する。これは私だけでなく、私のチームに対する侮辱だから、名誉と尊厳のために立ち向かう。こんなことを言われる筋合いはないし、言ってもらいたくない。このような人々はテレビの仕事をすべきでない」とプルシェンコ選手は話した。また、この裁判による慰謝料は、まったく重要ではないと強調した。
プルシェンコ選手は、1月24日にクロアチアのザグレブで行われたISU欧州フィギュアスケート選手権で、ショートプログラムを6位で終えた後、腰痛を理由に大会を棄権し、1月31日にイスラエルの病院で椎間板(ついかんばん)ヘルニアの手術を受けていた。
「背中の手術なんてなかったと考えている」
ジュランコフ氏の問題の発言は、大阪市で行われたISU四大陸フィギュアスケート選手権大会の放送中に行われた。「プルシェンコ選手がイスラエルで背中の手術を受けて、とても多くの人が今後について心配している。この腰痛が原因で、欧州フィギュアスケート選手権から離脱したという話だ。多くの人が問題視するだろうが、私にはこれについて自分なりの見方がある。背中の手術なんてなかったと考えているんだ。一部テレビ局が独占的に情報をもらって最初に報道していたけど、ショービジネスの売り込み戦略をほうふつとさせた」。
ジュランコフ氏は、今回のプルシェンコ選手の訴えには根拠がなく、あくまでも自分の観点を述べたにすぎないと話した。
「透明性、純粋性、品性が足りない」
アレクセイ・ミシン・コーチは、この件について次のように述べた。「現代のフィギュアスケートには、透明性、純粋性、品性が足りない。選手が乗り越えよう、克服しようとしているところが嘲られるほど、悲しいことはないと思っている。重量挙げのユーリー・ヴラソフが初めて500キロを持ち上げた時、走り幅跳びのボブ・ビーモンが8メートル90を跳んだ時、これらの選手は前人未到の道を切り開いた。プルシェンコも同様のものを目指している。このような目標に向かう道では、支持してくれる人々に沿道にいてほしいものだ」。
*イズベスチヤ紙、コメルサント紙の記事を参照。
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