ロシアの新鋭はプルシェンコに迫れるか

エレナ・イリイヌィフとニキタ・カツァラポフ組 =AP通信撮影

エレナ・イリイヌィフとニキタ・カツァラポフ組 =AP通信撮影

ISU欧州フィギュアスケート選手権が1月23日、クロアチアのザグレブで始まる。ロシアのフィギュアスケート選手は、6~7年前のような大活躍でファンを喜ばせることが近年少なくなっているが、今大会への出場権を最大限に獲得しているため、男女シングル、ペア、アイスダンスの4種目で金メダルを狙うことは可能だ。

プルシェンコ登場!続く若手は?

特にソチ五輪に向けて準備を進める王者、エフゲニー・プルシェンコの活躍が期待できる男子シングルには注目が集まる。プルシェンコはヨーロッパとロシアのチャンピオンとして、また優勝の本命として、クロアチアに望む。

アレクセイ・ミシン・コーチは、現時点で過度な期待は必要ないと話した。「プルシェンコの今大会の演技は、来年のソチ五輪で期待されるような内容にはならない。現在はプログラムの完成を目指している段階であり、今シーズンの失敗をすべてプログラムに活かしていく」。

プルシェンコ以外にも、ロシア選手権で銀メダルを獲得しているセルゲイ・ボロノフ、17歳のマクシム・コフトゥンも出場する。数々のジュニア大会で好成績を残してきたコフトゥンは、今シーズンのロシア選手権では5位に終わっている。

女子シングルは混戦? ペアは2組がリード 

女子シングルの結果を予測することは難しい。エリザヴェータ・トゥクタムィシェワ、アデリナ・ソトニコワ、ニコーリ・ゴスヴィヤニは若さを武器に、初のシニアの欧州選手権に臨む。トゥクタムィシェワとソトニコワにとって最高のシーズンであるとは言えないものの、金メダルを獲得できる可能性はある。

ペアでは自信を持って2組を優勝候補にあげることができるだろう。それはタチヤナ・ボロソジャルとマクシム・トラニコフ組と、川口悠子とアレクサンドル・スミルノフ組だ。川口・スミルノフ組は、スミルノフのケガを理由に、前回の欧州選手権には出場していなかった。

タマーラ・モスクヴィナ・コーチは、二人が肉体的にも精神的にも良い状態にあることは伝えたが、事前の予測は行わなかった。

ベラ・バザロワとユーリ・ラリオノフ組は今大会への出場を決めていたものの、直前にラリオノフが手首を痛め、代わりにロシア選手権で銅メダルを獲得したクセニヤ・ストルボワとフョードル・クリモフ組が出場することになった。

アイスダンスも2組に注目 

アイスダンスでは、過去の欧州選手権で銀メダルを2回獲得している、ロシアのエカテリーナ・ボブロワとドミトリー・ソロビヨフ組と、同大会で金メダルを2回獲得している、フランスのナタリー・ペシャラとファビアン・ブルザ組とに注目が集まる。

アレクサンドル・ジュリン・コーチは、自身の教え子であるボブロワ・ソロビヨフ組が今大会で金メダルを取ると考えている。「優れたプログラムになっているし、金メダルを獲得できるチャンスがあると考えている。ここ数年、技術的にも精神的にも二人は成長した。チャンピオンになる準備はできている」。

開幕日の23日にダンスとペアのショート、24日に男子のショートとペアのフリー、25日に女子のショートとダンスのフリー、26日に男子と女子のフリー、27日にエキシビジョンが行われる。