ソ連が国際連盟に加盟

国際連盟本部が置かれたパレ・デ・ナシオン。=写真提供:Yann Forget

国際連盟本部が置かれたパレ・デ・ナシオン。=写真提供:Yann Forget

1934年の今日、9月18日に、ソ連が国際連盟に加盟した。

 ソ連の国連加盟は、国際政治の巨大なうねりの中での事件だ。

・1933年1月 ヒトラー、首相就任

・1933年3月 日本、満州国をめぐる対立から、国連脱退

・1933年10月 ドイツ、国連脱退  

 

友好国から敵同士へ 

 ヒトラーは、かねてよりボリシェヴィキを敵視し、東方植民とスラヴ民族の奴隷化を綱領として掲げており、その彼が政権についたことで、ソ連とドイツの関係は180度転換することになった。

 それまでは、第一次大戦で負けた両国は、むしろ友好的な関係にあった。ドイツはヴェルサイユ条約で、飛行機、戦車、毒ガスの保有を禁じられたので、密かにソ連国内に工場を創った。

 ソ連にしてみれば、それは赤軍の強化に役立った。ドイツ国防軍と赤軍は持ちつ持たれつだったのだが・・・。

 

孤立の終わりと大粛清の始まり 

 ソ連は、互いに接近する日独のファシズムに挟まれる形となった。しかしその反面、日独に対立する欧米諸国は、ソ連を味方につけねばならなくなった。

 こうして、ソ連の国際的孤立は終わり、国連加盟が実現する。

 スターリンは間もなく、ファシズムの脅威の名のもとに、大粛清を開始し、水も漏らさぬ独裁体制を固めていくことになる。