ひき肉の代わりに魚を使用すると、このなじみの料理は、一風変わったものになる。
=Public Domain (CC0)ロシア極東は、気候、風景、動植物、生活様式、料理などが独特な、”エキゾチック”な地域である。また、気候の違いにより、ロシアの多くの家庭菜園でつくられる果物や野菜が、この地域に出荷されたりする。乳製品も地元産はあまりなく、値段が高いので、あまり地元の料理には含まれない。
魚介類は極東の食生活の基本的な要素で、ロシア西部やシベリアのように、珍味とは考えられない。たとえば、魚は、コトレタ(ハンバーグ)、プロフ(中央アジア風ピラフ)、ゴルベツ(キャベツロール)、ペリメニ(水餃子)などの一般的なロシア料理を調理する際に、肉の代わりに使用されたりする。
今日、冷凍ペリメニが長期保存品、即席調理品として購入されることが多いものの、時間さえあれば家庭でつくられる。ペリメニの中身や香辛料をアレンジするのも楽しい。ひき肉の代わりに魚を使用すると、このなじみの料理が一風変わったものになる。この記事で紹介するのは、カラフトマスのペリメニのレシピ。極東には、当然ながら、これ以外のさまざまな魚介系ペリメニがある。たとえば、シロザケ、スズキ、カレイ、タラを使う人もいる。伝統的なレシピから完全に逸脱したくない場合は、魚とひき肉を組み合わせることもできる。
魚のペリメニにサワークリームをかけて、白い辛口ワインと一緒にふるまうと、おいしい食事にロマンチックさが加わる。
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