サマーラにトレチャコフ美術館の分館がオープン

カルチャー
アレクサンドラ・グーゼワ
ヴォルガ川のほとりの都市サマーラの分館では、ロシアの偉大な画家たちの代表作が常設展示される。

 モスクワから南東へ1000キロのサマーラ市に、ロシア美術の宝庫トレチャコフ美術館が分館をオープンした。この分館は、修復されたマスレンニコフ記念工場付属調理工場の建物に入居している。1930年代に建てられた、ロシア構成主義の建築である。

 これまで、サマーラには世界的な傑作美術品を公開するのに充分に適した場所が無かった。今後は1700㎡の展示スペースに、トレチャコフ美術館所蔵の様々な名画が並ぶことになる。

 分館は、企画展「ロシア美術における食品表象」のスタートとともに開館した。この展覧会ではワシーリー・ペロフ、パーヴェル・フェドートフといった作家たちの、トレチャコフ美術館所蔵の第一級の絵画作品80点以上が展示されている。

 企画展は、2024年11月3日まで開催される。

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