ボリス・コサレフが捉えた1950年代から1970年代のソ連時代のモスクワ(写真特集)

カルチャー
ロシア・ビヨンド
 新しい地区の建設、都会の生活の現実、その他の半世紀前の出来事・・・タス通信の報道カメラマンの写真にはそのすべてが反映されている。

 報道カメラマンのボリス・コサレフ(1911〜1989)は1945年のヤルタ会談の歴史的写真を撮影したことで広く知られる。コサレフの写真には、公式写真用にポーズをとる主要な人物、チャーチル、ルーズヴェルト、スターリンが収められている。

 このほか、コサレフは、チャーチルの普段の姿を捉えるのにも成功している。チャーチルの視線がコサレフの方を向いているのが分かる。

 しかし、コサレフはカメラマンとしての人生の大部分においてモスクワを撮影した。タス通信からの指示と自身の希望もあり、コサレフは毎年、移り変わる街の生活を記録するようになった。才能溢れ、センスあるカメラマンの600点以上の写真が現在、公開され、デジタル化されている。そんな写真のいくつかをご紹介しよう。 

展覧会「ボリス・コサレフのモスクワコレクション、街を背景にしたポートレート」はギリャロフスキーセンターにて2021年11月21日まで開催中。

「ロシア・ビヨンド」がLineで登場!是非ご購読ください!