ロシアのバーニャに行くべきではない5つの理由

Moskva Agency; Vladimir Smirnov/TASS; Legion media
 これらの理由で、現代​​のロシア人でさえ、バーニャへ行くことは厳しくなりつつある。

 通常、ロシアのバーニャが最高であることは、その「ダークサイド」は省いて伝えられる。そのベールを剥ぎ取る時だ。ロシアのバーニャの伝統は、単に「リラックス」と「入浴」だけではない。

枝箒でたたく 

 いいえ、友人たちよ、これは比喩ではない。枝箒(白樺、シナノキ、ハンノキ、およびその他の薬用植物)を用いたこの積極的な作業は、類似するフィンランド式サウナなどとは区別される、おそらくロシアのバーニャの主な特徴だ。これは、ロッカールームの壁に置かれている付属品ではなく、実際に用いる道具だ。枝箒のないバーニャはない。ストレスやうつ病をこの箒で打ち負かし、バイ菌を殺し、良いお風呂の後には「(様々な意味で)全身が鳴る」と言われている。このため、バーニャには特別なサービスがある。それは箒で他の人をたたく人(別名「風呂番」)がいるのだ。この風呂番は打撃の力を正確にわかっており、客の悲鳴に長く反応しない。あなたはただ段に横たわって、彼にすべてを与えなければならない。

裸になること

 裸の見知らぬ人と一緒に何時間も座って、汗をかきたいと思いますか?いや?しかし、バーニャに行きたければ、これを我慢する必要がある。下着も水着にも禁止。しかし、特別な小さな帽子をかぶることはできる。熱から頭を保護するものだ。

熱から頭を保護する伝統的な帽子

 タオルを持っていって体に巻き付けた(それをすると、内気な少年少女のように見える)としても、他の人の裸から隠れることはできない。ロシア人は、抑圧と個人的なスペースに関するこのようなナンセンスを気にしない。彼らは裸で、どこにでもいくだろう。様々なタイプの人間を観察することができるだろう。例えば約数センチメートル距離まで近づいてくる人など。 

汗でできた水たまり

 バーニャは、客が帰った後に消毒する場所ではない(むしろそのような場所はどこにあるのだろうか?)。自分が腰かける前に誰が同じベンチに座っていたのだろうか?それはベンチ上の水か?汗水だろうか?そして、この箒で誰を叩いたのか、それとも自分が最初なのか?このような問題をとても心配している場合は、シャワーを浴びることをお勧めする。バーニャはこのような潔癖症の人向けではない。

常に蒸気を出そうとする男

 温度を上げることが好き人は地獄に落ちた後でさえ、「ここはなんだか涼しい、暑さに屈する必要がある!」と言うであろう。そして彼らは熱くなった石に水を注ぎ始める。これらの極端なスポーツマンは、バーニャの常連であり、普通の人間ではすでに耐えられないほど暑さになっていたとしても、彼らにとっては常に「ちょうど暖かい」くらいだ。蒸場に入ると、すぐに温度を上げ、タオルを振って、燃えるような熱い空気を分散させ、暖房に水を注ぎ、さらに何をすべきかを知っているので、100度の密室は他の全ての人にとって拷問となる。あいにく、そのような人物は入浴客の中にいることは多く、避けることは困難だ。残りの全ての人は、生存をかけたテストを自分自身に課すか、大急ぎで退却しなければならない。

みんなロシア人は狂ったクソ

 ロシアのバーニャ自体はリゾートだ。しかし、ロシア人との入浴はサバイバルクエストであり、その他の様々な小さなしきたり伴う儀式だ。そして、ロシア人にまだ選択肢があるなら、バーニャに招待した外国人がターゲットだ。ロシア人は、バーニャへ行くということが意味するすべてのことをあなたに見せたいと思うだろう。干し魚はバーニャにおける最高の珍味だ。(もちろん)箒で叩くことも。蒸し風呂から直接雪や氷にあけた穴に飛び込む(裸の場合もある)。雪をすり込む。一番上の段(一番暑い)に誰が一番長く座っていられる決める競技もある。実際、これらは危険な可能性があるので、あまりにも奇妙な提案に対しては激しく拒絶をすることを勧める。

 ロシアのバーニャに行ってはいけない人、やってはいけないことは以下の通り。

1. 発熱と感染症のある人。

2. 腫瘍、喘息、心血管疾患を持つ人。

3. アルコール中毒(この規則を無視する人が多いが、それでもお酒を飲んだ後は行かないほうが良い)。

4.バ ーニャに行く前にいっぱい食べない方がいい。また、お腹を空かせて行くこともよくない。

5. 急激な温度差は避けるのが最善だ(つまり、蒸し風呂からすぐに冷水に飛び込まないでください)。

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