モスクワの赤の広場で初めてロシア現代芸術展が開催

カルチャー
アレクサンドラ・グゼワ
 グム百貨店ではアンドレイ・バルテネフとパヴェル・ペーペルステインらの画期的な展示会が開かれている。

 モスクワのもっとも有名なデパートとされている赤の広場のグム百貨店で初めて、ロシアで最も活躍している売れっ子現代芸術家の作品展が開かれている。

 15ある小さな展示スペースでは、パーヴェル・ペーペルステイン、アンドレイ・バルテネフ、イリナ・コリナ、オレグ・クーリク、アイダン・サラホワ、AES+Fグループを始めとする有名芸術家たちの作品を見ることができる。

 これらの作品の一部は、今回の「グム百貨店-レッドライン」展のために制作され、販売もされている。

 展示会は、このモスクワの主要なショッピングモールの一階で開かれている。主催者によると、320万人の来場者を見込んでいるという。

 参考のために付け加えれば、プーシキン美術館は年間90万人、モスクワのクレムリンには290万人が訪れている。

 現在は、グム百貨店のレッドライン・ギャラリーの常設展を3階で見ることができる。

 同じ現代芸術家たちの個展やグループ展も準備されている。

 「このスペース利用に取り掛かった時、19世紀後半には、美術蒐集家であった商人、ヘンリー・ブロカードがまさにこの場所でギャラリーを開いたことは知っていました。驚くべきことです」。プロジェクトの責任者、イーゴリ・カザコフはロシア・ビヨンドに対し、こう語った。