モスクワの赤の広場で初めてロシア現代芸術展が開催

　モスクワのもっとも有名なデパートとされている赤の広場のグム百貨店で初めて、ロシアで最も活躍している売れっ子現代芸術家の作品展が開かれている。

グムのファーストライン。

Press Photo

　15ある小さな展示スペースでは、パーヴェル・ペーペルステイン、アンドレイ・バルテネフ、イリナ・コリナ、オレグ・クーリク、アイダン・サラホワ、AES+Fグループを始めとする有名芸術家たちの作品を見ることができる。

セミョーン・ファイビソヴィチ、日没のマネキン(左)、エクスキュージョン(右)、メタモルフォーゼ・プロジェクト（2019年）より

Press Photo

　これらの作品の一部は、今回の「グム百貨店-レッドライン」展のために制作され、販売もされている。

セミョーン・ファイビソヴィチ、キーラ（2017年）

Press Photo

　展示会は、このモスクワの主要なショッピングモールの一階で開かれている。主催者によると、320万人の来場者を見込んでいるという。

イリナ・コリナ、アイソトープ・ステーション（2019年）

Press Photo

　参考のために付け加えれば、プーシキン美術館は年間90万人、モスクワのクレムリンには290万人が訪れている。

ヴラジーミル・ドビュッサルスキー、家庭にて、永遠の価値のある花（2015年）

Press Photo

　現在は、グム百貨店のレッドライン・ギャラリーの常設展を3階で見ることができる。

コンスタンティン・ズヴェスドチェトフ、モスクワからの挨拶（2019年）

Press Photo

　同じ現代芸術家たちの個展やグループ展も準備されている。

アンドレイ・バルテネフ、旗手-家族の幸福船の到着（2019年）、彫刻(左)、レッツ・スマイル！（2015年）、デジタル・コラージュ(右)

Press Photo

　「このスペース利用に取り掛かった時、19世紀後半には、美術蒐集家であった商人、ヘンリー・ブロカードがまさにこの場所でギャラリーを開いたことは知っていました。驚くべきことです」。プロジェクトの責任者、イーゴリ・カザコフはロシア・ビヨンドに対し、こう語った。

ゲオルギー・トチバゼ、森シリーズより（2017年）

Press Photo

アイダン・サラホワ、オーナメント11番（2016年）（左）、始まり（2018年）（右）

Press Photo

オレグ・クーリク、家族の構造（2015年）

Press Photo

セルゲイ・ブラトコフ、人類の最初の誘惑（2019）

Press Photo

ベラ・レヴィコワ、「量子のテレポーテーション」シリーズ（2018）

Press Photo

ゴーシャ・オストレツォフ、コスモトーンキーパー（2016–2019）

Press Photo

グム百貨店レッドライン・ギャラリー

Press Photo