ゴッホ、モネ、ピカソがサンクトペテルブルクとパリを征服する

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 およそ100年を経て、エルミタージュ美術館、そしてその後ルイ・ヴィトン財団で、夢の共演が再現される。

 2016年-2017年にパリのルイ・ヴィトン財団で開かれた、エルミタージュ美術館とプーシキン美術館所蔵の20世紀のロシアの商人セルゲイ・シチューキンのコレクションを紹介するというセンセーショナルな「新芸術の傑作」展は120万人もの観客を集めた。

 そして今回、その続編として新たな展覧会が計画されている。2020年に開かれるのは、同じく20世紀のロシアの商人である、ミハイル・モロゾフ、イワン・モロゾフ兄弟が所有する作品に焦点をあてたもので、パリっ子たちは、またもやこのような作品が初めて一堂に会するのを見ることができるのである。

 シチューキンのコレクションに含まれていたフランス印象派やモダニストの素晴らしい作品は、1917年革命ののちに国有化され、後にサンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館とモスクワのプーシキン美術館に分割された。今回、それらの作品が新しい展示の一環として一つに集められることになったのである。

 モロゾフコレクションは、今年の6月20日から10月6日にかけてまずエルミタージュ美術館で公開され、その後パリで公開される。

 エルミタージュ美術館のミハイル・ピオトロフスキー館長によれば、展示作品は140点にのぼり、この中には、ピカソの「ボールに乗る軽業の少女」、クロード・モネの「モンジュロンの庭の片隅」、マチスの「モロッコ三連作」に加え、ルノアール、セザンヌ、ゴーギャン、ボナールやその他多くの作品が含まれる。

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