サハリン州と北海道との友好・経済協力に関する提携が結ばれて20周年になるのに合わせ、金曜日に札幌市で日露文化芸術フェスティバルが開幕した。タス通信が伝えた。
モスクワ・ジャズオーケストラのリーダーである著名なジャズ演奏家イーゴリ・ブットマンが、自身の誕生日である10月27日に出演する。プログラムにはソロ演奏も含まれる。
「私たちは温かく迎えられることと、演奏からの良い印象を得られることを期待している。日本ではジャズ音楽が非常に愛され、評価されている。両国の間で文化的対話が続いていることを嬉しく思う。なぜならジャズは世界の非常に多くの人々を一つにすることのできる芸術分野の一つだからだ」とタス通信のインタビューでイーゴリ・ブットマンは語っている。
彼によれば、日本の人々のために「クインテットはロシアの作品だけでなく、日本語の曲も演奏する」予定だ。
フェスティバルの一環として音楽フォーラム「サハリン・北海道ジャズ」も開かれる。日露両国のジャズ演奏家らが集まるのはこれで2度目となる。10月30日と31日には、音楽家らはユジノサハリンスクで演奏を披露する。
報道によれば、「今年の『サハリン・北海道ジャズ』の注目の出演者は、巨匠イーゴリ・ブットマンとそのクインテット、日本の音楽家集団クリヤ・マコト・トリオ、石川周之介クインテット」だ。
2年連続の開催となる日露ジャズ音楽祭「サハリン・北海道ジャズ」は、徐々にその裾野を広げて新たなアーティストらを呼び込んでいるとブットマンは指摘する。
「私たちは極東や沿海(プリモルスキー)地方、サハリン州でのフェスティバルを発展させ、豊かな音楽で満たしたいと考えている。このフェスティバルを、ジャズ音楽の一流の演奏家らが参加する大規模なイベントに変えるつもりだ」と巨匠は話す。
「日本のジャズは現在本格的に発展している。その上日本の人々は、ジャズ音楽に対して大きな関心を持っている」と音楽家は付言する。
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