聖ニコライの著作全集がロシア語と日本語で出版される

東京復活大聖堂

ロシア・ビヨンド

 ロシア正教会は、20世紀のロシアの伝道者、聖ニコライ(カサトキン)の著作全集をロシア語と日本語の2カ国語で出版する。「亜使徒ニコライ・ヤポンスキイの著作全集」理事会の代表者である、モスクワ教区副主教で渉外局長で、ヴォロコラムスクの府主教イラリオンが明らかにした

 イラリオン府主教は10巻から成る全集の最初の2巻を紹介した。全集出版のプロジェクトはニコロ・ウグレシュスカヤ神学校がロシア正教会渉外局やロシアの一連の東洋学研究機関、社会団体との協力の下、実現した。出版には日本ハリストス正教会が協力を行っている。日本ハリストス正教会も今回のプロジェクトに参加しており、日本に保管されていた資料の提供を行っている。またプロジェクトにはロシア内外の科学文化研究者、郷土研究家、聖職者、通訳、社会活動家なども参加している。

 イラリオン府主教は「全集出版に向けた準備作業は、現在残されている聖ニコライのすべての著作を一つにまとめ、より広い読者層に紹介しようとする試みである。聖ニコライに対する日本人正教徒らの敬愛の心と、露日関係発展に向けた聖ニコライの貢献に対する日本人研究者たちの注目を考慮すれば、いずれ彼の著作は日本の読者らのために日本語で出版されると信じている」と述べた。

 府主教によれば、今回の全集の出版は2020年に祝われる亜使徒聖ニコライが日本の守護聖人として列聖されてから50年、そして日本ロシア正教伝道会社の設立から150年を記念したものである。

 日本の亜使徒聖ニコライ(1836-1912)は日本にロシア正教会を創設した。1861年に来日し、箱館のロシア領事館付属礼拝堂の司祭になった。聖ニコライは日本語と日本文化を独学し、正教を積極的に伝道した。その結果、多くの日本人が正教に改宗した。1884~1891年、聖ニコライの提唱で、東京に「ニコライ堂」として知られる復活大聖堂が建設された。

 

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