『カバの森の中の小川』、イヴァン・シーシキン、1883年
国立ロシア美術館所蔵のコレクションを展示する「ロシア絵画の至宝展 夢、希望、愛─アイヴァゾフスキーからレーピンまで」が東京で開幕した。
「サトコ」、イリヤ・レーピン、1876年
これは昨年11月に東京富士美術館と国立ロシア美術館のあいだで交流に関する合意が結ばれて以来、初めてのプロジェクトとなる。ロシア通信社に対し、東京富士美術館の五木田聡館長が明らかにした。
五木田館長は「展覧会はロシアと日本の相互年に開かれるということで特別な意味を持っている。19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍し、「ロシア絵画の黄金時代」を作り出した移動派たちの傑作を通して、日本の皆さんに、日本ではまだ知られていない、それほど遠くない過去のロシア芸術の素晴らしさをお伝えしたい」と述べた。
「裸足のレフ・トルストイ」、イリヤ・レーピン、1901年
この至宝展ではロシアの優れた画家ヴァスネツォフ、アイヴァゾフスキー、シーシキン、レーピン、レヴィタン、ワシリエフが描いたさまざまなジャンル、さまざまな方向性の作品40点が紹介されている。企画者によれば、今回展示してされる作品のうち、イリヤ・レーピンの「サトコ」を含む大部分が日本で初めて展示されるという。
『雪解け』、フョードル・ワシーリエフ、1871年
今回の至宝展のコンセプトは“夢、希望、愛”。画家たちの心の探求と彼らの夢と愛のテーマが一つになっている。
展覧会は12月24日まで。
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