東京映画祭:ヌレエフを描いた映画がコンペティション部門に選出

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ロシア・ビヨンド

 ロシアの伝説的なダンサー、ルドルフ・ヌレエフの伝記的映画である「ホワイト・クロウ」が103日から113日にかけて開かれる第31回東京映画祭のコンペティション部門に出品される。ロシア通信社が伝えた。

 「ホワイト・クロウ」は、映画「ハリー・ポッター」で魔法使いのヴォルデモート役を演じたレイフ・ファインズの作品で、ヌレエフ役はムサ・ジャリリ記念タタール国立オペラ劇場の現役ダンサー、オレグ・イヴェンコが演じる。

 作品選定ディレクターの谷田部吉彦氏は「映画はヌレエフの人生の中の、貧しい幼年時代、バレエダンサーへの道、亡命時代の3つの時代を描いたもの。レイフ・ファインズは監督でもあり、ヌレエフの指導者として出演もしている」と述べた。

 ルドルフ・ヌレエフは、1961年、キーロフ記念レニングラードオペラバレエ劇場のソリストとしてパリ公演に参加し、その公演終了後に政治亡命を求め、「ソ連に戻らなかった」有名人の1人となった。ダンサーとしてのキャリアを終えた後、ヌレエフは振付け師や映画俳優としても活躍、また晩年にはパリ・オペラ座の芸術監督にもなった。

 作品はイギリスのバレリーナ、ジュリー・カヴァナ著の「ルドルフ・ヌレエフの人生」を映画化したもので、今回、109カ国から出品された1829本の映画の中から、コンペティション部門で主要賞を狙う作品16本の1本に選ばれた。コンペティション部門にはこのほか、イタリア、フランス、日本、デンマーク、ドイツ・アゼルバイジャン合作、カナダ、ハンガリー、メキシコ、中国、トルコ、ベルギー、香港・カザフスタン合作、ポーランド、ノルウェーの作品が選ばれている。