ロシアはこれまでオスカーをいくつ獲得したか?

ニキータ・ミハルコフ監督と娘のナージャ

ニキータ・ミハルコフ監督と娘のナージャ

M.グニシュク/Sputnik
 今年の第90回アカデミー賞では、アンドレイ・ズヴャギンツェフ監督の映画「ラブレス」が外国語映画賞に挑戦する。3月4日に始まるセレモニーを前に、ロシア・ビヨンドは、ロシア(そしてソ連)が獲得した過去のオスカーを振り返ってみた。

「モスクワ近郊におけるドイツ軍部隊の壊滅」(1942)

 アメリカではこの映画は「Moscow Strikes Back」として知られる。1941年10月~1942年1月、ドイツ軍がソ連の首都に迫った、第二次世界大戦中の危機の時期を描いている。

 この映画では、モスクワが自らを守るためにいかに準備していたかを見ることができる。人々は、バリケードや要塞を建設し、通りをパトロールし、軍事施設で砲弾をつくっていた。映画にはまた、ソ連の高級将校や、敵軍との激突が示されている。

 

「戦争と平和」(1967)

 レフ・トルストイの名高い大長編の映画化。1969年に外国語映画部門のオスカーを受賞した。セルゲイ・ボンダルチューク監督のこの映画は、1956年のハリウッド版に対するソ連の回答だった。

 6年間にわたり、ソ連は国を挙げてこの高額な大プロジェクトに取り組んだ。本物の複数の軍部隊と、特別に編成された騎兵連隊が、映画用の特注の何万という衣装を着て、上映に参加した。

 

「デルス・ウザーラ」(1975)

 映画の世界的レジェンド、黒澤明監督によるソ連・日本の合作映画。極東の荒野を訪れたロシア人、ウラジーミル・アルセーニエフと、彼を案内する先住民ゴリド(現ロシア名はナナイ)の猟師デルス・ウザーラの、スリルと危険に満ちた探検を見せてくれる。この映画は、文明と自然の関係、信仰、世界における人間の位置などの問題を提起する。

 

「モスクワは涙を信じない」(1981)

 この映画は、1950年代後半に小さな町からモスクワにやって来た3人の若い女性を描く。幸福への道程で彼女たちは、厳しい仕事、嘘、裏切りに堪えなければならない。それでも彼女らは、巨大で残酷な都市で、生きる力を見いだしていく。

 アメリカのレーガン大統領は、ソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領と会う前に、「神秘的なロシア的魂」を理解するために、この映画を8回も見たという。

 

「太陽に灼かれて」(1994)

 ソ連崩壊後、外国語映画賞を受賞した唯一の映画がこれ。ニキータ・ミハルコフ監督による「太陽に灼かれて」だ。

 ソ連の大粛清のクライマックスの直前の1936年、ロシア革命の伝説的英雄のコトフ大佐は、家族や友人といっしょに、田舎の家でのどかで楽しい夏の日を過ごしている。そこへ突然、コトフの妻のかつての恋人、ドミトリーが現れる。誰もこのチャーミングで礼儀正しい若者が、今ではソ連の秘密警察「OGPU」のために働いているとは疑わなかった。コトフの家族は運命の嵐に直面しようとしていた…。

 

「老人と海」(1999) 

 アレクサンドル・ペトロフの「老人と海」は、2000年にアカデミー賞短編アニメーション賞受賞。連邦崩壊後のロシアの2度目の勝利となった。アーネスト・ヘミングウェイの短編小説にもとづく。IMAXでリリースされた最初のアニメーション作品となった。

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