「罪と罰」がボードゲームに

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サンクトペテルブルクで、フョードル・ドストエフスキーの有名な長編小説「罪と罰」がボードゲーム化される。

 ゲームの参加者は登場人物になりきり、小説とゲームの主な舞台であるサンクトペテルブルク市中心部を移動し、ロジオン・ラスコーリニコフの家に行ったり、飲食店「水晶宮」で最後の所持金を使ったりする。

 ゲームには「罪と罰」のストーリーや作者についての問題の書かれたカードがあるため、遊びながら学べるようになっている。2015年はロシア文学年であるため、タイミングはぴったりだ。

 プロジェクト管理者であるユリヤ・クマネワ氏はこう話す。「すべてはドストエフスキーの日に始まった。たくさんの人が本を読みに来て、たくさんの人が興味を示すのを目の当たりにした。当初は複数の作品をゲーム化しようとしていたが、結局1作品にまとまった」

 

ロール・アンド・ムーブ形式で登場人物になりきる 

 これはロール・アンド・ムーブ形式のボードゲームで、ドストエフスキーの描写が忠実に再現された通りを、登場人物の一人である参加者が移動していく。

 ゲームが進むにつれ、参加者は選んだ登場人物に関連するできごとを経験していく。同時に、自分および友だちのこの小説や文学全体の知識を確認することができる。埃っぽくて蒸し暑い、半狂乱のサンクトペテルブルクの街中で、「権利を持っているのか、それともふるえおののく虫けらであるのか」をチェックする。

 

クラウド・ファンディングで資金集め 

 「プロジェクトを実現するための資金は、プラットフォーム『ブームスターター』(創造的なプロジェクトのためのクラウド・ファンディング)で集める。書店やゲーム店と協力する予定。大人も子供も楽しめるゲームに仕上げたい。販売する場所がサンクトペテルブルク以外にも広がれば嬉しい」とクマネワ氏。

 ゲームの推定価格は1000ルーブル(約2000円)。

 

記事全文(露語)