第5回ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ国際音楽祭=写真:RexFeatures/Fotodom
3月31日(月)
トランスシベリア・アートフェスティバルは、シベリア最大のオーケストラ、オペラ、バレエの芸術祭で、シベリアの「非公式の首都」ノヴォシビルスクで行われる。3月31日から4月12日までの13日間、イギリス、ドイツ、オーストリア、アメリカ、日本、イタリア、スイス、ベルギーからの200人以上のアーティストがフェスティバルに出演する。このフェスティバルは、同種のシベリアの音楽祭の中では最初に始まったもので、また最も大規模なものとなっている。ギンタラス・リンケヴィチュス指揮イギリス室内管弦楽団、ノヴォシビルスク交響楽団、指揮者のケント・ナガノ、ヴァイオリニストのヴァジム・レーピン、ジャズ・ヴァイオリニストのディディエ・ロックウッド、ヴァイオリニストのアレクセイ・イグデスマン、マイケル・グットマン、ボリショイ劇場プリンシパルのスヴェトラーナ・ザハロワらが出演する。
公式サイト:transsiberianfestival.com
4月2日(水)
リチャード・クレイダーマン=写真:Photoshot/Vostock-Photo
フランスのポピュラー・ピアニスト、リチャード・クレイダーマンは数多くのコンサートを行っており。ソリストとしては2000回以上のコンサートをこれまでに行い、非常に数多くの録音を、累計で8500万枚以上売り上げている。ペテルブルクのコンサートホール『コロセウム』での演奏会では、ABBAやビートルズ、スティーヴィー・ワンダー、フランク・シナトラの曲のほか、クラシックの名曲を披露した。
公式サイト:kolizey.spb.ru
画像:プレス・フォト
この他、4月2日にはバフルーシン記念演劇博物館で、ナイーヴアートの巨匠ウラジーミル・リュバロフの展覧会「エイプリール・フール・ノンストップ」が開幕する。リュバロフは1991年、モスクワからウラジーミル州のペレミーロヴォ村へ移り、この場所の滑稽でへんてこな住人たちを描いている。彼は移転以後、田舎の住人たちの驚くべき世界を描き続けている。
公式サイト:museum.ru
4月4日(金)
ペテルブルクのコンサートホール『オクチャーブリスキー』では、著名なバレリーナで女優のイルゼ・リエパの、舞台生活30周年を記念したソワレがおこなわれ、アンドリス・リエパ、ニコライ・ツィスカリゼらバレエスターたちが出演する。『眠れる森の美女』『くるみわり人形』『スパルタカス』『ジゼル』や一幕バレエ『牧神の午後』といったクラシックバレエ作品からのガラ・コンサートとなる。
公式サイト:bkz.ru
また同日、モスクワの『ドーム・ムーズィキ(音楽の家)』ではアメリカのギタリスト、アル・ディ・メオラのグループが出演する。今回のモスクワ公演では、新しいプログラム『Beatles & more』が披露される。
公式サイト:mmdm.ru
4月5日(土)
ロシア一のコンサートホールであるモスクワのチャイコフスキー・ホールで、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団による演奏会が開かれる。このコンサートは第5回ムスチスラフ・ロストロポーヴィチ国際音楽祭のクライマックスであり、その最終公演となる。ロンドン・フィルはウラジーミル・ユロフスキのタクトで、ブルックナーの交響曲第2番、ブラームスのピアノ協奏曲第2番を演奏する。ソリストは世界屈指のブラームス弾きとして知られるアメリカのピアニスト、ニコラス・アンゲリッチ。
公式サイト:meloman.ru
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