3月10日~3月16日の文化行事

画像提供:国立歴史博物館

画像提供:国立歴史博物館

日本の青銅、フランスの版画、貴族の旅のグッズ、ブリクサ・バーゲルトのコンサート、ロシアの旅映画などが盛りだくさん!

312日(水)

 モスクワ市の「国立歴史博物館」で、「日本の明治時代の青銅(Yaponskaya Bronza Epohi Meiji)」展が開幕する。展示されるのは19世紀末から20世紀初めの動物の銅像のコレクション。ロシアで日本の銅像が収集されるようになったのは19世紀末。P.I.シチュキン、P.I.ハリトネンコ、A.A.ブロッカルなどの収集家の活動が大きく寄与した。日本のめずらしい青銅鋳物の収集が現代も続いていることは、日本の芸術と文化に対する関心が依然として高いことを示している。展示会の明治時代の青銅鋳物14体は初公開品。

 

314日(金)

フランスの版画展「ギャラント世紀(Galantnyi Vek)」=プレス・フォト

 モスクワ市の「プーシキン国立造形美術館」で、フランスの版画展「ギャラント世紀(Galantnyi Vek)」が開幕する。展示されるのは有名なドロネー、デュクロ、アブネック、ドマルトーなどの作品約60点。18世紀の庭園、劇場、サロン、ブドワールのテーマ別にわかれている。これは軽快で優美なロココ様式が繁栄した時代であった。ルイ15世の時代、ギャラント様式だけでなく、そのような休暇が愛されていたため、フランスの版画ではしばしば、ブランコ遊び、庭園内の夜の散歩、ワルツの回転、密会などの宮廷の生活の様子が描かれていた。

 モスクワ市の「装飾・応用的民族美術館」で、「シック有無の旅(Puteshestvie S Shikom I Bez)」展が開幕する。貴族や一般市民のさまざまな旅について、贅沢な長持、網袋、高価な宝石小箱、籠、おしゃれな旅の服、使い古されたフロックコートなどの展示品を通じて知ることができる。17~19世紀の旅で持参されていた物は現代とは違う。例えばある伯爵は、書籍500冊、大きな画布、キリストの十字架の絵、アレクサンドル1世の胸像などを旅に持って行った。アヴァンギャルドなデザイナー、アレクサンドル・ペトリューラの旅のカバンのコレクションも展示される。ペトリューラの最初のコレクションは文字通り、つぎはぎであった。ノミの市でぴったりのアクセサリー探しに何時間も奔走したり、古い靴やボロボロのハンドバッグを山ほど買ったりした。

ドイツの有名な実験音楽家、ブリクサ・バーゲルト=Picture-Alliance/Vostock-photo撮影

 モスクワ市の「テアトル(Театръ)」クラブで、ドイツの有名な実験音楽家、ブリクサ・バーゲルトのコンサートが行われる。バーゲルトはロック・バンド「アインシュテュルツェンデ・ノイバウテン」を結成し、昨年はイタリアの作曲家テオ・テアルドとアヴァンギャルドなプロジェクトを始めた。今回のコンサートでは、テアルドと最近発売されたアルバム「スティル・スマイリング」の曲を披露する。

 

316日(日)

 モスクワ市で「ロシア旅行(Puteshestvie Po Russii)」プロジェクトが始まる。映画館6館(「ファケル(Fakel)」、「ズヴェスダ(Zvezda)」、「サトゥルン(Saturn)」、「スプトニク(Sputnik)」、「トゥラ(Tula)」、「クルゴヴァヤ・パノラマ(Krugovaya Panorama)」)で、アルタイ地方の険しい山、チュクチ自治管区の捕鯨、ブリヤート共和国のシャーマンの儀式など、知られざるロシア国内のドキュメンタリー映画が上映される。