森川英喜氏=写真提供:Azbuka Vkusa
ーJフェストに参加されたのは初めてですか?
2回目です。抹茶を使ったマカロンとトリュフを作りましたが、ロシアの若者の皆様にはなじみの薄いもののようです。でもたくさんご来場いただきありがとうございました。
ーロシア人の好みは日本人とどこが違いますか? お菓子をロシア人向けに「改造」する必要がありますか?
ロシア人は高脂肪,高甘味、高塩分の味のこってりしたのがお好みと思います。これはロシアの気候、風土、文化上必要性があると思われます。
バタークリームを多用し、日本より甘めにしております。今後はダイエットも提供したいと考えています。
ーロシアに来られた経緯は?
1996年、モスクワのエルドラドの社長に請われて洋菓子職人として参りました。それ以前はウィーンで10年ほど働いてました。
初めてヨーロッパのお菓子を紹介したのも我々だと、自負しております。やっぱり仕事は大変難しいですね。教えるということが。
ーお菓子屋さんのシェフの仕事はどんな点に特徴がありますか?
私の仕事は1年間のロシアの行事、季節等を鑑み新作をつくることです。以前働いたことがあるレストランでは、特定のお客様に即興で作る機会が求められました。我々は大衆を相手にして、ある程度の量産性を求められます。
ーロシアのお菓子をどう評価されますか?
以前はあまり興味がなかった蜂蜜のトルテ、パリョット、プラガ、キエフ等も今では私のオリジナルのレシピで提供しています。やはり今までの物も残していかなければと思っています。
ーお好きなロシアのデザートは何ですか?
やはり蜂蜜のトルテでしょうか。
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