宇宙飛行士記念博物館が開館

2006年から2009年にかけて、宇宙飛行士記念博物館と、その南を通る「宇宙飛行士通り」(宇宙飛行士の胸像が飾られている)の改修工事が行われて、規模が著しく拡充され、ほぼ3倍となった。=タス通信

2006年から2009年にかけて、宇宙飛行士記念博物館と、その南を通る「宇宙飛行士通り」(宇宙飛行士の胸像が飾られている)の改修工事が行われて、規模が著しく拡充され、ほぼ3倍となった。=タス通信

1981年の今日、4月10日に、モスクワの宇宙飛行士記念博物館が開館した。ユーリー・ガガーリンによる世界初の宇宙飛行から20周年に合わせてのオープンだった。

 全ロシア博覧センターの入口近くにそびえている「宇宙征服者のオベリスク」というモニュメントがあるが、宇宙飛行士記念博物館(モスクワ・コスモミュージアム)は、この1階部分にある。モニュメントそのものは、博物館設置より早く、ソ連の宇宙開発の達成を記念して、1964年に建てられている。

 宇宙飛行士記念博物館は、ソ連の宇宙開発指導者セルゲイ・コロリョフの提唱によるもの。付近には彼が生前住んでいた家もあり、現在は「コリョロフ記念博物館」となっている。

 

 改修で規模を拡充 

 2006年から2009年にかけて、宇宙飛行士記念博物館と、その南を通る「宇宙飛行士通り」(宇宙飛行士の胸像が飾られている)の改修工事が行われて、規模が著しく拡充され、ほぼ3倍となった。

 中央ホールには、これまで通り、ソ連による世界初の、人工衛星打ち上げと宇宙飛行に関する展示品が陳列されている。ガガーリンが着用したSK-1宇宙服、ソユーズ宇宙船などもある。

 展示品の数は計70000点におよび、実物のロケット、宇宙船、宇宙ステーション、およびそれらの予備、模型、宇宙服、備品一式、数々の資料、映像、写真などから始まって、コイン、メダル、切手、絵葉書、宇宙開発のテーマを含む文学作品にいたるまで網羅している。そのなかには、地球軌道を周回して生還した初の動物、犬のベルカとストレルカの剥製とその回収船などといったユニークなものもある。

 

 インタラクティブな展示品も 

 インタラクティブな展示品としては、ガガーリン宇宙飛行士訓練センターで使われているような訓練装置、宇宙飛行管制センターの模型、スペースシャトルのソ連版「ブラン」の操縦席のほか、映画館があり、そこではドキュメンタリーや、宇宙飛行士が撮影した映像を見ることができる。

なお、従来この博物館は、ソ連の宇宙開発のみを対象にしていたが、リニューアル後は、米国、欧州、中国、国際宇宙ステーション(ISS)など、海外の宇宙開発のコーナーも設置された。