ベガ探査機とランダー(モデル)。
ハレー彗星は、約76年周期で地球に接近する短周期彗星で、彗星の核は、約8km×8km×16kmの大きさだ。
古代から観測されており、最古の記録は紀元前240年にさかのぼる。
司馬遷の『史記』「秦始皇本紀」に「彗星先ず東方に出で、北方に見ゆ。五月西方に見ゆ」という記述がある。
ハレー彗星が最後に地球に接近したのは1986年で、次回は2061年7月28日となる。
86年のまさに千載一遇のチャンスには、ソ連のベガ1号・2号のほか、日本の「さきがけ・すいせい」、ヨーロッパ宇宙機関(ESA) の「ジオット」などが打ち上げられた。
ジオットは、ハレー彗星の核に近接し、その核が推定通りの雪玉状の組成で、ひょうたん型の形をしていることを明らかにした。
ベガ1号は、1986年3月6日にハレー彗星に最接近し、500枚以上の画像を撮影し、核の大きさや温度、彗星のガス雲(塵)の組成などを解明した。
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