ロシアの南極観測基地「ベリングスハウゼン基地」 =ドミトリー・マロフ撮影
初めこの基地は、約20人の越冬隊員用で、木製の家屋数棟からなっていた。
70年代半ばに、より耐久性のあるアルミニウム製に建て替えられ、80年代末には、28人が常時滞在し、夏期にはさらに20~25人の研究者が加われるように、基地の規模が拡大された。
ところが、ソ連解体の影響は、ここ南極にもおよび、90年代には予算が削減され、特定の季節にしか滞在しないように「格下げ」になってしまった。この基地が特別会計で賄われるようになった。
99年には、再び、年間通して観測が行われるようになった。
今日この基地には、8人が常駐し、季節ごとに5人の専門家が加わる。
とはいえ、この基地には依然独自の価値があり、その地理的位置と気候特性を利用して、ユニークな実験が行われている。
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