宇宙ステーション「ミール」打ち上げ

宇宙ステーション「ミール」、1998年  写真提供:NASA

宇宙ステーション「ミール」、1998年  写真提供:NASA

1986年の今日、2月20日に、ソ連の宇宙ステーション「ミール」が打ち上げられた。

 ミールとは平和、世界などの意味で、コアモジュールの構造は、サリュート6、7号とだいたい同じだが、ドッキングポートをそれまでの2箇所から6箇所に増やしている。これに大型モジュールを接合することで、ステーション全体を拡大していった。96年までに、5つの大型モジュールが打ち上げられ、接合されている。

 宇宙飛行士の往復には、おもに有人宇宙船ソユーズが使用され、補給品の輸送には無人貨物宇宙船プログレスが使われた。

 

宇宙国際化のさきがけ 

 ペレストロイカ初期からプーチン時代まで使われたミールは、“宇宙国際化”の舞台となり、スペースシャトルも8回ドッキングしている。15年間に、旧東側諸国のほか欧米からも100人以上の宇宙飛行士が訪れた。

 1990年12月には、TBSの秋山豊寛が“宇宙特派員”として、日本人初の宇宙飛行を行い、宇宙酔いに悩まされながら、ミールから9日間の宇宙リポートを地上に送った。

 しかし、ミールも次第に老朽化し、新型モジュールが開発されるようになった。その一方で、90年代後半には、アメリカ主導の国際宇宙ステーション計画にロシアも参加することになったため、ついに廃棄が決まり、2001年3月23日に大気圏に突入した。