世界初の馬車鉄道は、産業革命の発祥の地イギリス(ウェールズ)で、1807年のことだった。
ロシアでは、1820年に発明家イワン・エリマノフが、馬車鉄道を考案した。木製の板(枕木)の上に、平らで溝のついたレールを置くというもので、「柱の道」と呼ばれた。
ところが、せっかくの発明も、スポンサーが現れず、実用化にはいたらなかった。エリマノフ方式の馬車鉄道が広く敷設されるようになるのは実に1世紀後のことだ。
ちなみに日本では、1882年(明治15年)に「東京馬車鉄道」が出現し、全国に広まっていくが、やがて電車に取って代わられた。
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