VOR「ロシアの声」とのインタビューに応じた中東専門家、ビクトル・ナデイン=ラエフスキー氏は、軍事介入はシリア武装反対派勢力による攻撃という形で行われると見られるものの、地域各国からの特殊部隊、さらには欧米諸国からの特殊部隊が参加する可能性もあると指摘している。
またトルコをはじめとする周辺諸国が直接的に巻き込まれる恐れもある。例として、NATOのパトリオットミサイルが近くトルコとシリア国境に配備されることが挙げられており、ナデイン=ラエフスキー氏は、これが軍事介入の前提となる飛行禁止空域の設定のためであるという。つまり、NATOが言うようにシリアからトルコを守るためではないわけだ。
このような状況はシリアをめぐる情勢をさらに緊張させている。唯一の解決策は、停戦を宣言した上でシリアの将来について国内の両勢力が対話を進めることにある、とナデイン=ラエフスキー氏は指摘している。
(「ロシアの声」より転載)
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