アムールヒョウの赤ちゃんを”養子”に

=Alamy/Legion Media撮影

=Alamy/Legion Media撮影

2013年から赤ちゃんアムールヒョウ24頭にそれぞれ所有者を割り当て、国立公園「ゼムリャ・レオパルダ(ヒョウの大地)」の追加的な資金にしようとしている。

世界自然保護基金(WWF)ロシア委員会のエカチェリーナ・バビナ企業パートナー対応責任者は、絶滅危惧動物の保存のため、国立公園「ヒョウの大地」の追加資金となるよう、企業が2013年から赤ちゃんアムールヒョウ24頭の後見人になれるようにすると発表した。

縁組代は約160万円 

「ヒョウとの”養子縁組”は1社につき、年間60万ルーブル(約160万円)と考えています。個人でも参加は可能ですが、まず企業に提案しています。縁組をした企業または個人は、”養子”のヒョウについて年2回報告を受け、その他に『ヒョウの大地』への招待や、企業の従業員や顧客向けにヒョウの日を設定するといった、さまざまな特典を受けられる可能性があります」。

バビナ氏によれば、動物監視カメラで撮影された写真やつけられたあだ名などで、自然保護活動家がすでに”顔見知り”となっているアムールヒョウ40頭のうち、24頭を”養子”に出す用意ができているという。

世界自然保護基金ロシア委員会アムール支部広報課の、ワシーリー・ソルキン副課長はこう付け加えた。

「現在地球上に生息するアムールヒョウの半数近くの顔を認識できます。ヒョウの顔、性格、習性がそれぞれ異なっていることを知りました。この動物を救うためには、自動車、部品、燃料、ナビゲーターなどの日常的な費用が多くかかってきます。この”養子縁組”は保護活動が目的なのです」。

生息数は数十頭で絶滅寸前 

国立公園「ヒョウの大地」は2012年、アムールヒョウとアムールトラの絶滅保護のため、沿海地方に設立された。自然公園「シベリア松の峡谷」、禁猟区「ヒョウ」などが公園内にあり、敷地は26万1000ヘクタールと広大だ。

アムールヒョウは、ヒョウの最北亜種だ。長くてふさふさとした毛並みが特徴で、世界でもっとも美しく珍しいネコ科の動物に数えられ、また国内外のレッドデータブックに記載されている。現在のアムールヒョウの生息状況は悲惨で、ここ20年で生息面積が2分の1に縮小し、生息数も10分の1の40頭ほどと激減している。最新データによると、ロシア以外の生息数は中国で10頭以下、朝鮮で0頭になっている。

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