ロシア中央部イワノヴォにあるサーカスのトラ「アニタ」は、公演の移動中に歯を折った。「アニタ」は、乗っていたトラックが悪路で大きく揺れている間、檻の格子に歯でしがみつき、犬歯を傷めた。
「アニタ」の9センチの犬歯の手術は、約3時間にわたって続けられた。この後、歯科医たちが、犬歯の歯型を取り、冠とブリッジを作る。
犬歯は、トラが物を食べる際に重要な機能を果たす。犬歯をすぐに治療しなかった場合、炎症が起こったり、化膿が始まるほか、義歯を入れなければ、全ての歯がしだいに悪くなってしまう。
「アニタ」は、サーカスの人気者で才能があるほか、他のトラと比べて優しい性格だという。
(「ロシアの声」より転載)
ロシア・ビヨンドのニュースレター
の配信を申し込む
今週のベストストーリーを直接受信します。