公演3作品の見どころ
「バヤデルカ」(ラ・バヤデール)
日本公演初日の演目。初演は1877年。舞台は古代インドだが、プティパは一度もこの国を訪れたことはなく、厳密な時代考証を求めても意味がない。実際、この話のような三角関係はどこにでもある。貧しい娘と若い優秀な軍人のペア。そして将軍の娘。インド版「アイーダ」といったところだ。
《ラ・バヤデール》
11月15日(木)文京シビックホール
11月24日(土)東京文化会館
11月25日(日)東京文化会館
11月26日(月)東京文化会館
《アンナ・カレーニナ》
11月22日(木)東京文化会館
11月23日(金・祝) 東京文化会館
《白鳥の湖》
11月17日(土)文京シビックホール 11月20日(火)府中の森芸術劇場
11月27日(火)東京文化会館
11月29日(木)東京文化会館
《オールスター・ガラ》
12月2日(日)東京文化会館
目くるめく極彩色のダンスに観客の意識も朦朧としてくる。
「アンナ・カレーニナ」
文豪トルストイの長編小説をもとに、1971年、作曲家ロジオン・シチェドリンがバレエ音楽を作曲した。
今回の振付は、2004年にアレクセイ・ラトマンスキーがデンマーク王室バレエの委嘱で考案したもの。
ラトマンスキーのフィナーレの振付は衝撃的である。
「白鳥の湖」
今回の公演はマリウス・プティパとレフ・イワノフによる振付にコンスタンチン・セルゲーエフが改変を施したもので、1950年以来上演されている。
最後の第4幕では白鳥たちだけでなく、黒鳥たちも踊るのだが、これもプティパの考えによる。王子はヒロインのオデットに愛を誓いながら、悪魔とその娘に欺かれてしまった。黒鳥はオデットの悲しみのシンボルなのだ。
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