=タス通信撮影
玄葉外相が、アジア太平洋地域の戦略環境が大きく変化する中で、安全保障分野をはじめあらゆる分野で日露協力を進めることは日露双方の戦略的利益に合致すると発言したのに対し、パトルシェフ書記は、安全保障分野での日露協力の重要性に同感であり、協力を通じて相互の信頼を高めなければならないと述べた。
首脳会談に向けた重要なステップ
玄葉外相は、本会談は12月に予定されている野田佳彦首相訪露に向けた安全保障分野での日露協力深化のための重要なステップであると指摘した。上記覚書の署名により、今後日本外務省と露安全保障会議の間の対話や協力を強化していくことで一致した。
アジア太平洋地域の安全保障とエネルギー協力
玄葉大臣から、地域の安全保障環境は一層厳しさを増すとともに、より複雑化しているとの考えを示し、双方の安全保障認識につき意見交換した。さらに、アジア太平洋地域情勢、アフガニスタン情勢等について意見交換が行われた。
防衛対話・交流、海上自衛隊とロシア海軍の共同捜索・救難訓練、アフガニスタンの麻薬対策に関する日露協力など、安全保障分野における近年の日露協力の進展を歓迎し、今後こういった協力を更に進めることで一致した。また、エネルギー安全保障の観点から、日露間のエネルギー協力についても意見交換が行われた。
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