「プッシー・ライオット」を商標登録

=タス通信撮影

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プッシー・ライオットの弁護士は、グループの名前を使ったコンドームやTシャツへの対策として、グループを商標登録し、非合法的な商業利用を防止しようとしている。

プッシー・ライオットの弁護士であるマルク・フェイギン氏は、プッシー・ライオットの名前の入ったアルコール、化粧品、その他の製品が勝手に出回らないよう、防止策を講じることを決定した。 

具体的には、フェイギン氏の関係先「ウェブ・ビオ」社が、商品・サービス国際分類の全17等級に、プッシー・ライオットの商標の登録申請を行った。商品リストには、アルコール飲料、ノンアルコール飲料、タバコ、化粧品、帽子、事務用品、録音機、その他の商品が含まれている。

しかしながら、この商標の商業的に利用する計画は、フェイギン氏にも、ウェブ・ビオ社にもないという。商標登録は、プッシー・ライオットのブランドを、第三者が勝手に利用するケースが増えていることに関係している。

ポルノ、アルコール飲料、コンドーム… 

「最近ネットに、バラクラバ帽をかぶってポーズを取っている、ポルノ写真が出回ったんです。その後、ドイツでプッシー・ライオットのマークが付いた、アルコール飲料の製造申請があり、イギリスでドミトリー・ソムと名乗る人物が、プッシー・ライオットのコンドームの登録申請を行いました」とフェイギン氏はイズベスチヤ紙に語った。

プッシー・ライオットのマークのついた製品の製造の提案は、ウェブ・ビオ社には届いていないが、プッシー・ライオットのブランドを使いたかっている人は増えているという。最も多いのは、グループのロゴ付きTシャツの製造だ。「このようなTシャツが販売されても、プッシー・ライオット側には1コペイカも入ってきません」とフェイギン氏。

ウェブ・ビオ社は先に、レジャーや文化啓蒙行事の企画サービスを含む、第41等級への商標の登録を申請している。目的は、やはりブランドの無断使用防止だ。

メンバーも商標登録に同意 

フェイギン氏によると、メンバーらは商標登録に書面で合意したという。ウェブ・ビオ社とメンバーの間にどのような関係があるのかは不明だが、4月に、グループの弁護士であるニコライ・ポロゾフ氏は、この会社がグループの事務所と関係あると述べている。

「逮捕されたメンバーと、自由なメンバーを、盗用の悪影響から守るために、登録することに決まったんです」。

ロシアで人気のアーティストのプロモーションを行っている、レコード会社「セヴェル・プロダクション」は、プッシー・ライオットのブランドは最小限に見積もっても現在100万ドルの価値があり、正しい方法が取られれば、その価格は数十倍にまではね上がるだろうと考えている。

“パンク祈祷”の大反響

女性のパンクグループ「プッシー・ライオット(Pussy Riotプッシーの反乱)」は、大統領選挙中だった今年2月に、モスクワの救世主大聖堂に覆面をして入り込み、聖職者しか入れない聖壇前で、「聖母マリアさま、プーチンを追い出して!」と歌い、“パンク祈祷”を演じた。

検察当局は、女性3人は事前に示し合わせて「正教会に挑戦」したとし、「フーリガンの行為」で懲役3年を求刑した。モスクワのハモヴニチェスキー地区裁判所は、8月に禁固2年の実刑判決を言い渡したが、グループの弁護士の要求にもとづき、10月にモスクワ市裁判所で見直し裁判が行われ、メンバーの一人エカテリーナ・サムツェヴィチ被告の刑が、執行猶予付きに軽減された。理由は、彼女が「ギターを取り出し、歌う間もなく、守衛に外に連れ出された」ため。

元記事:イズベスチヤ紙