三桜工業がトリヤッチに進出計画

=タス通信撮影

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自動車部品メーカー大手の三桜工業は、ヴォルガ川沿岸のトリヤッチ市で部品生産を行い、同市に所在する露自動車最大手アフトワズに納入する計画を進めている。日本経済新聞によると、三桜工業はまず、ロシアの部品メーカーの配管部門を買収して生産拠点を確保し、2014年に、トリヤッチ市に自社の新しい一貫工場を立ち上げ、部品の生産を開始する。年間生産量は自動車150万台分を予定。

同社の見込みでは、ロシア事業への総投資額は2016年3月までで約30億円になり、主にアフトワズとの提携事業に向けられる。三桜工業は、日系大手自動車会社すべてに部品を納入しているメーカーで、日本を含む世界20国58カ所に製造拠点がある。

大同メタル工業、矢崎総業、豊田通商も進出 

日系自動車部品メーカーのロシア進出は、近年活発になってきており、特に大同メタル工業は、すべり軸受用の複雑なバイメタル技術の生産をロシアで開始する予定で、東京本社によると、その生産品をヨーロッパ諸国に輸出する計画だという。

大同メタル・ロシアLLCは2007年から活動しており、アフトワズにも製品を納入している。自動車部品メーカーの矢崎総業は今年7月にロシア市場に参入し、トヨタグループの総合商社である豊田通商は、2014年からアフトワズへの部品納入を開始する。

今年1月から7月までにロシア国内で販売された自動車は約170万台で、昨年同期比14%増だった。ロシアの自動車市場の規模は、ドイツに近づいており、やがてヨーロッパ最大になる可能性がある。専門家によれば、2015年までにロシアの自動車生産台数は、2011年比13%増の年間300万台に達する可能性がある。

*元原稿:http://www.biztass.ru/news/one/42565