同機関によれば、7月24日、田中りょうたろう氏はオートバイで日本を出発し、スイスのジュネーヴで国際赤十字・赤新月社総裁の特別顧問として働いている父・田中やすお氏のもとに向かった。
「日本の青年はザバイカル地方を越えていく筈だったが、チタ―ハバロフスク連邦車道を走行中、交通事故に遭った。オートバイは横転し、青年は意識を失った。そばを通りかかった車の運転手が、医者と警察を呼んだ。事故現場に駆けつけた道路交通安全調査機関の係員たちは、青年に緊急の治療が必要なことを見て取った。係員の1人が、日本語を解さないにもかかわらず、青年の出身を見破り、ハバロフスクの日本領事館に連絡。その上で最寄りのモゴチャ市の病院に青年を搬送、食料や当面の必要を満たす物資を買い与えた。田中りょうたろう氏が同市に滞在中ずっと、デニス・カザコフ氏が、ジュネーヴの国際赤十字で働くロシア人職員を通じて、青年の容態を父・田中やすお氏に伝える労をとった」と道路交通安全調査機関の報道班。
「ロシアの声」から転載
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