ロシア、中国、日本、モンゴル 学者らがアムールを調査

アムール川はきれいにはなってきているが、地球上であまり調査の進んでいない川のひとつだ。ロシア、中国、モンゴル、日本の学者らがハバロフスクからコムソモリスク・ナ・アムーレへの調査航海の際に開いたシンポジウムでそのような結論が出された。

1日に終了した国際調査団を組織したのは、4カ国が加盟する非政府組織「アムール・オホーツクコンソーシアム」。現在学者らには統一のスキームや観測ネットワークなどが欠如しており、各国で評価方法が異なっている。同時に肯定的な傾向も指摘された。それは数年前までは悪臭を放っていたアムールで採れる魚が、現在では食用に適するようになったことだ。ただ水質はまだまだ良いとはいえない。さらにアムールに注ぐウスリー川では、塩素が増えている。これは殺虫剤などが原因とされている。

そのほか、イタルタス通信が伝えたところによれば、中国とロシアとの間で、アムールの環境保全のために積極的な協力が進んでいるということで、年に2回、ロシアと中国共同の水質モニタリングが行われている。

(「ロシアの声」より転載)

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