1日に終了した国際調査団を組織したのは、4カ国が加盟する非政府組織「アムール・オホーツクコンソーシアム」。現在学者らには統一のスキームや観測ネットワークなどが欠如しており、各国で評価方法が異なっている。同時に肯定的な傾向も指摘された。それは数年前までは悪臭を放っていたアムールで採れる魚が、現在では食用に適するようになったことだ。ただ水質はまだまだ良いとはいえない。さらにアムールに注ぐウスリー川では、塩素が増えている。これは殺虫剤などが原因とされている。
そのほか、イタルタス通信が伝えたところによれば、中国とロシアとの間で、アムールの環境保全のために積極的な協力が進んでいるということで、年に2回、ロシアと中国共同の水質モニタリングが行われている。
(「ロシアの声」より転載)
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