=コンスタンチン・チャラボフ/ロシア通信撮影
フラッシュ・モブはロシアの大手携帯通信会社のうちの一つであるビーライン社により企画された。同社の関連会社のPRマネージャー、オレグ・ボルシャコフ氏は、そのねらいについてこう説明する。
「フラッシュ・モブの目標は、トゥーラの伝統工芸品に注意を喚起することです。トゥーラのクレムリンとサモワール博物館を見ることができる中央広場で開催されました。参加者はサモワールの形をした長い行列を作り、空中から撮影されました」。
巨大プリャニク(糖蜜菓子)も先にギネス入り
40 メートル×120メートル の巨大なサモワールの大きさはサッカー場に相当する。
「これはトゥーラの職人を支援し、国の工芸品を発展させるための企画で、ビーラインにとって初めてのイベントです」とボルシャコフ氏。
「2008年2月には、トゥーラの巨大プリャニク(糖蜜菓子)も、ギネスブック入りしました」。
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この新しい広告キャンペーンは、ロシアのシンボルの一つであるサモワールが、トゥーラ発祥であることを世界の人々に知ってもらうのが目的だ。
最初のサモワール工場は1778年トゥーラに
リシツィン兄弟がトゥーラに最初のサモワール工房を開いたのは1778年のこと。 20世紀初頭には同市に60以上の工場があり、160種類のサモワールを製造していた。
ユニークな形のサモワールがトゥーラのサモワール博物館に展示されている。樽や花瓶や火山のクレーターの形をしており、彫刻で装飾されている。1909年に皇帝ニコライ二世の子どもたちに贈られたバタシェフ工場の5つのミニチュア・サモワールもある。
博物館のコレクションの中でも最小のものは容量が3滴、最大のものは450リットル。当地のサモワールは高品質で有名だ。パリ、シカゴ、ロンドンなどの展示会でメダルを何度も受賞している。
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