朝寝坊させない目覚ましサービス

写真提供:budist.ru

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朝方人間にとって、朝起きるのは簡単で、気分もさわやかだろうが、夜型人間にとって早起きというのは試練である。目覚めをより快適にするために、人々はあらゆる方法を考え出してきた。例えば、だれか他人がいきなり朝電話をかければ、どんな夜型人間でも起きると考えられている。ロシアのインターネットで初となる、ソーシャル・アラーム・クロック「ブディスト」は、ここに目をつけているのだ。

ソーシャル・アラーム・クロックとは 

このサービスは、見ず知らずの人々が、互いに携帯電話に電話をかけあうというサービスだ。起床時間を設定すると、他の人がその時間に起してくれるし、自分でも目覚まし時計の代わりに、設定時間に他の人を起すことができる。すべての電話は匿名で、通常は女性が男性に、または男性が女性にというぐあいに、異性からのモーニング・コールで、ワクワク感のおまけつきだ。2012年6月から、世界中のユーザーが参加できるようになったが、サービスは今のところロシア語のみで運営されている。サイトの運営者は、他の外国語を話す外国人が利用できるようにすることも、次なる課題として考慮に入れている。

 

 使い方は簡単 

ロシア語を話せる人なら、誰でも自由に起される人「ソーニャさん」(女性名ソフィアの愛称だが、寝坊の意味もある)や、起す人「ブディストさん」(「起こす」という意味のロシア語、ブディーチからの造語)になれる。どちらか一方にならなければいけないという決まりはない。

ソーニャさんが、サイト上で起床する日と時間を設定すると、どこかのブディストさんがその日時に電話をかけてくれる。一人のブディストさんが電話をかけられなくなった場合でも、他の人がかけてくれる。誰も対応できない場合は、ロボットの「ブージャさん」が電話をかける。

見知らぬ異性から 

時には、有名人が起してくれることもある。3月8日の「国際婦人デー」には、人気俳優のニキータ・ジグルダさんが起し役として声を録音し、2000人以上の女性に電話がかけられた。ソーニャさんとブディストさんには、丁寧さが規定として定められている。例えば、会話はこのように始まる。

「Привет, Соня!(プリヴェート、ソーニャ=こんにちは、ソーニャ)」

「Привет, Будист(プリヴェート、ブディスト=こんにちは、ブディスト)」

その後は、状況に応じてさまざまだが、歌を歌ったり、四行詩を朗読したり、楽しい話を話したりできる。このサービスで重要なのは、常に丁寧に、優しく、明るく語りかけることだ。サイトを通すため、通話料は無料だが、会話の時間は2分以内に制限されている。

電話番号という個人情報保護の安全性については、電話がATSウェブ・サービスを通じてかかることから、ソーニャさんとブディストさんの電話番号は常に隠されていて、人に知られることはないと、サイトの管理者は説明している。

 

 楽しい機能 

サイトにアクセスすると、TOPページに目覚まし設定画面が表示されている。1日2回以内で、その間は5分以上おかなければならない。予約は5日先まで可能だ。起し役のブディストさんは、ページ上部の「ソーニャを起す」をクリックし、電話をかけたい時間の右わきにある、ボタンをクリックして申し込むだけだ。サイトのシステムがブディストさんに直前に連絡をし、ソーニャさんにつないでくれる。ソーニャさんへの電話はサイトからつながるのだ。

「会話記録」機能もあり、自分の会話をアップロードしたり、他のソーニャさんやブディストさんの楽しい会話も聞くことができる。「会話記録」の公開は、ソーニャさんとブディストさんの両方の合意がなければ不可能な規定となっている。サイトは、おもしろくて変わった会話のみを公開することをすすめている。サイトの管理者が記録された会話を承認し、両方の参加者の合意を受け取ると、公開されるシステムになっている。それぞれの記録された会話の下には、ソーシャル・ネットワークやツイッターのボタンがあり、自分の友だちと共有することもできる。